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ACECOMBAT ZERO ストーリー 世界設定 ベルカ公国超兵器 機体紹介 勲章紹介 超兵器略 敵エース部隊長 敵エース部隊攻略 隠し機体一覧
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ファンタシースターZERO part60-136~140,147~154,161~171,312~217,329~336,338 136 :ゲーム好き名無しさん:2012/02/20(月) 06 39 12.35 ID DlR/6pYu0 リクエストにないので需要はわかりませんが、Wikiにもないので DS「ファンタシースターZERO」を投下します。 ----- かつてこの星では3つの種族が共存し栄光を築いていた。 人々は更なる繁栄のため『神』を作ったが、やがて神と人々の間に亀裂が入り、戦争が始まった。 種族同士の絆は分かたれ、星は汚染された。 大空白を経た今、人々はたくましく生きていた。 ヒューマンとキャスト、2つの種族が。 ----- ◆用語説明 ・ハンターズ エネミー退治から探し物まで、人助けをしてまわる何でも屋。 ギルドに認定された者だけがハンターズになれる。 ・ヒューマン 生命力と創造性に溢れる種族。 ・ニューマン 今は地上にいない『失われた種族』 ヒューマンに似ているが耳が長い、フォトンの制御に長けているなどの特徴がある。 ・キャスト 機械でできた種族。 無印などで言うところのアンドロイド。 大空白以来眠っていたようだが、最近目覚めるキャストが増えている。 137 :ファンタシースターZERO:2012/02/20(月) 06 45 35.23 ID DlR/6pYu0 名前欄入れ忘れました。スミマセン。 主人公はキャラメイク式で種族と職業、あといくつかの項目が決められます。 種族によって展開が多少異なります。 今回のはキャスト編。 また、選択肢によってキャラの好感度が変わりますがその辺は気分でw ----- 雪山で目を覚ます主人公。 「聞こえる? ねぇ、聞こえる!?」 少女が心配そうな顔で呼び掛けているのがカメラに映る。 なかなか身体が動かない……だが、何とか「聞こえる」と返した。 驚く女の子。だが安心したのかすぐに笑顔になった。 「ボクはサリサ。君は?」 名乗る主人公。「いい名前だね」と笑うサリサ。 周囲を見渡すと墜落した乗り物(いわゆる降下ポッド)があるがそれには一切触れず、 寒いからシティに行こうというサリサに従い一旦下山。 「ヒューマンは野蛮だから気を付けて」 「サリサもヒューマンじゃないの?」 「あ、うん……そうなんだけどね」 138 :ファンタシースターZERO:2012/02/20(月) 06 47 10.25 ID DlR/6pYu0 活気に溢れるダイロンシティに対し驚くばかりのサリサ。 一方主人公は何だかぼうっとしている。 空白期以前から眠る機械のヒトであるキャストは、最近あちこちで目覚めているが、記憶が曖昧になることも多いという。 そしてまた他人事のようにヒューマンを悪く言うサリサ。 とにかく、記憶の手掛かりを探すなら雪山に戻った方がいいかもしれない。 テレポーターがあるらしい建物に行き雪山に行きたいと言うと、二人は『ハンターズ』と間違えられる。 何でも、雪山に救援に行くために応援を頼んでいたらしい。 ヒューマンは苦手だが事件とあっては見過ごせない。 間違えられたのをいいことに、救援のついでに記憶の手掛かりを探すことにした二人だった。 139 :ファンタシースターZERO:2012/02/20(月) 06 49 44.95 ID DlR/6pYu0 【記憶の雪どけ】 クエストを受け雪山についた二人。 主人公が目覚めた場所とは違うようだが、それも探すとしよう。 名前以外の記憶がないはずの主人公だが、襲い来るエネミーたちを難なく倒していく。 身体が覚えている、という奴だろうか。 それに感心するサリサだったが、自分はやっぱり落ちこぼれなのかな、とも呟いた。 月が綺麗な湖畔。 遥か遠くで流れ星のような光が空に向かって伸びている。 記憶喪失の主人公と遠くから来たらしいサリサにはそれが何だかわからなかったが。 夜明けが近付く頃、突如誰かの悲鳴が響く。 急いでそちらに向かうと、巨大なエネミーの群れに人が襲われていた。 自分がオトリになるという主人公。 だがサリサは一緒に戦う、一緒なら大丈夫だという。 それはサリサ自身を励ましているようだったが、とにかく群れと戦うことにする。 140 :ファンタシースターZERO:2012/02/20(月) 06 51 41.67 ID DlR/6pYu0 何とか群れを撃退した二人。 だが助けを呼んでいたヒューマンは手遅れだった。 二人が聞いた悲鳴は断末魔の悲鳴だったのだろう。 このままだと可哀想だからと、粗末ではあるが墓を作り弔ってあげた。 あたりはいつの間にか朝になっていた。 主人公がいた場所もわからない。 これからどうしようか? ふと月を見ると光の柱は朝の日差しにも負けず輝いていた。 あれを目指そう、と決めた所で巨大な銃剣を握った男がやってきた。 男の名はカイ。どうやら彼が本来の『ハンターズ』らしい。 偽称してきたのがバレたくないのか、道に迷ったことにするサリサ。 確かに迷っていたのは間違いじゃないが。 するとカイは自分が送っていくと言い出す。 エネミーを倒し仲間を弔ってくれた礼をしなければ、と。 了承したがサリサは不信感をあらわにしている。 「油断しちゃダメだよ、だってヒューマンは……」 「そんな風には見えなかった」 「……うん。ボクもそう思う。だけど教わってきたことと全然違うから……ごめん、もう少し考えさせて」 147 :ゲーム好き名無しさん:2012/02/21(火) 10 26 05.32 ID /Z03Na1c0 ファンタシースターZERO、続き投下します。 なお、地の文には選択肢やキャラの会話以外にもだいぶ私の主観が入っています。 台詞も正確にはメモれていません。ご了承ください。 148 :ファンタシースターZERO:2012/02/21(火) 10 26 44.30 ID /Z03Na1c0 ダイロンシティに戻りクエストの報告をすると成功報酬のメセタが貰えた。 お金なんていらないと言うサリサだが、罪悪感があるなら外に出た後パーッと使っちまえというカイの言葉に渋々頷く。 パーッと使うかは主人公に任せ、カイの案内で改めてシティを見てまわる。 やはり活気に溢れ、人々はみな温かい。 「そういや何でここらに来たんだ?」 「え、えと、世界を見て回りたかったから……かな? 変だよね、こういうの」 明らかに今考えた言い訳だが、カイはそういうのは誰にでもある、と笑った。 そして彼はサリサが周囲(主人公除く)を警戒し敵意を飛ばしていたのを見抜いていたようだった。 それ以上の探りは入れて来なかったが、世の中そんな悪い奴ばかりじゃないぜ、と言われてサリサは確かに頷いた。 シティに来たはいいがこの先どうすればいいのかわからない二人に対し、カイは話を切り出した。 二人をハンターズに推薦したい、と。 エネミーを倒す腕前、助け合いの精神。 ハンターズに、そしてシティで暮らす人々にとって必要なものを二人は持っていた。 このシティでは市長がハンターズギルドの代表も務めており、カイの紹介で話だけでも聞いてみることに。 市長に経緯を説明すると笑顔で礼を言い、その場でハンターズへの登録を済ませてくれた。 そして二つのことを尋ねる。シティの感想と、遺跡を壊してまわるヒトの噂。 前者はともかく後者に心当たりはない。 遺跡は古の技術が詰まった、人々の生命線だ。そんなものを壊す気が知れない、と話しあうカイと市長。 押し黙ってしまったサリサを気遣うと、多分違うはず、と何かを気にしているようだった。 サリサの不安はさておき、登録が済んだのでクエストカウンターに行くと、また遺跡というキーワードが出てきた。 オゼット湿地帯の遺跡に向かった調査隊が行方不明になったらしい。 それを聞いたら黙ってはいられない。主人公はサリサとカイと共に救援に向かうことにした。 149 :ファンタシースターZERO:2012/02/21(火) 10 27 28.16 ID /Z03Na1c0 【仲間の力】 オゼットでは雨が降り注ぎ、張り巡らされた足場の一部が腐り落ちそうになっていた。 汚染が強かった土地(と言うよりも汚染が少ない場所の方が少なく、そこにシティが出来た)だが、自然が息を吹き返してきたのか草木が前より元気になっているらしい。 ここからも空に伸びる光が見える。カイによると『天の柱』と呼ばれるものらしいが、それ以上のことは誰も知らないのだという。 エネミーを蹴散らしながら進むと、助けを求める声がした。 三兄弟で調査隊をやっているようで、兄はまだ奥にいる。 急がなきゃと言いつつどこか嬉しそうなサリサ。 物語の登場人物になったみたいだと頬を赤らめる――まあ14歳だから仕方ないね。 やたらと本で読んだ知識をひけらかしてみたり自分のことを「ボク」と言ったりする、そういうお年頃だ。 そんな話をしているうちに雨は止み空には虹がかかっていた。 奥へ進むが人影はない。そのかわりに何かを引きずったような痕跡が残っていた。 巨大な水棲エネミーだろう、と気を引き締める三人。 そしてまたどこかで聞いたような叫びが。さっきの調査隊にそっくり(使い回し)で一目で兄弟だとわかる。 話を聞くと一番上の兄は弟たちのために最奥でオトリになっているという。 急いで駆けつけると、長兄に水中から触手が襲いかかろうとしていた。咄嗟にかばう主人公。 調査隊の三兄弟は無事に助けたが、この巨大なタコ型エネミー・オクトディアポを倒さなければめでたしとはいかない。 150 :ファンタシースターZERO:2012/02/21(火) 10 28 07.79 ID /Z03Na1c0 悪戦苦闘の末オクトディアポを倒す。 サリサはフォースの中でもテクニックが上手い部類に入るらしい。 喜び合っている所に明らかにシティの人間とは違う雰囲気の青年が現れた。 「これが三種族が結束した力、か。おとぎ話とばかり思っていたがそうバカにしたものでもないようだな」 「レーヴェ隊長!? どうしてこんなところに?」 どうやらサリサの知り合いで、ここに来たのは任務のためだという。 「逆に問うぞ。お前こそ何故ヒューマンやキャストを連れ立ってこんなところにいるのだ?」 最初の頃のサリサと同じくまるで自分がヒューマンではないかのような口ぶり。 ヒューマンが遺跡の技術を手に入れるのをその手で排除するのが彼の任務だという。もっとも、オクトディアポは彼の差金ではないようだが。 ヒューマンが栄えればこの星は再び滅亡の道を歩む、ならば我々の手で管理すべきだと主張するレーヴェ。 サリサは小さく、だがしっかりと言い返した。 「ヒューマンはそこまで愚かではありません。過去にあやまちがあったとしてもそれを繰り返すとは思えない」 「随分とヒューマンに肩入れするな。オトモダチにでもなったのか」 「そうです。この二人はボクの友人であり、仲間でもあります。任務のためにはまずヒューマンのことをもっと知る必要があると判断したんです」 レーヴェは一人くらいはそういうのがいてもいいか、と瑣末なことは気にしない様子で立ち去った。任務を忘れぬように、と釘を差したが。 押し黙るサリサ。 「シティに帰ろう」 と主人公が声を掛けると随分と驚いた様子だった。問い詰められると思っていたのだろう。 カイも「嫌なことは忘れて帰ろうぜ!」と笑顔で同調する。 「言いたくないならそれ以上は踏み込まないさ。誰にだって言いたくないことはある。お前はオレたちのことを仲間だって言ってくれたじゃないか。話したくなったら話せばいい」 カイの言葉に頷く主人公。 サリサもありがとう、と言って笑顔になった。 「いつかは全てを話すと思うけど、今は時間をちょうだい」 151 :ファンタシースターZERO:2012/02/21(火) 10 28 37.45 ID /Z03Na1c0 ※余談 クエストカウンターからはストーリーとなるメインクエストの他にサブクエストやクエストを受けずにフィールドに行くことができます。 湿地帯のクエストにはオクトディアポの再出現の調査・額の後退が気になる市長のためにエネミーの粘液の採取を行なう、というものがあります。 そのどちらもサリサの同行が条件になっています。 また、主人公がニューマンだと湿地がスタート地点になり、やはりサリサが出てきます。 どうやらスタッフはサリサとタコの組み合わせに執着があるようですね。 164 :ファンタシースターZERO:2012/02/25(土) 02 01 42.65 ID KJAe13U+0 続き投下します。規制引っかかったら支援お願いします・ ----- シティに戻って市長に報告。レーヴェのことはサリサが話す気になるまで黙っておこう。 「皆優しいよね……市長さんも仲間だって言ってくれたし」 「そりゃあまあ、世の中助け合いだろ? むしろサリサの方が変わってるぜ。ヒトを見たら泥棒と思えとか教わったのか?」 「……うん。ヒトの中にも色々なヒトがいるから気を許しちゃダメって、そう学んだの」 「ちょいとばかり寂しい話だな。他人を信じないで生きていけるような世の中じゃないってのによ」 「そうだね。悲しい教えだと思うよ。でもボクはそれが間違ってるってわかったから、よかった」 辛気臭くなってしまったので話をやめて外に。 すると怪しげなおっさんが主人公に物凄い勢いで近寄ってくる。 知り合い? 覚えていないだけかもしれないけれど、それも何だか違うようだ。 彼はニコラ。遺跡から発掘されたもので商売をしているようだ。 「君、実はもう200年くらい生きてるとか、そんなことはないかな?」 シティに住む老人のキャストが言っていた。 『大空白』――約200年前に何かが起こり、ニューマンは消え、キャストは眠りにつき、ヒューマンの人口も著しく減ってしまった、記録にも残らない歴史。 目覚めたキャストも記憶がなく、いまやニューマンは姿形がわからないどころか存在すら疑問視されている。 主人公は眠りについていたキャストだから、200年前は普通に生活していたかもしれないが全然覚えていない。 話が見えてこない。カイが痺れを切らすとニコラは語る。 最近見つかった遺跡に、大空白前の映像投影装置が残っており、主人公そっくりのキャストがそこに映っていたのだという。 それは不思議だ。興味を示すと、ニコラは『オギ』の所に行ってほしいという。 ニコラの友人であり遺跡に行った時に同行していたキャストのハンターズだが、渓谷のエネミーを討伐中に行方不明になったという。 そういえば市長も優秀なハンターズが行方不明になったと言っていた。 これは渓谷に行かなければならないだろう。 165 :ファンタシースターZERO:2012/02/25(土) 02 02 16.13 ID KJAe13U+0 【機械じかけの仲間】 グラーシア渓谷は湿地とは打って変わってカラッとした場所だった。 エネミーを倒しながら渓谷を進むがなかなか見つからない。 腕は立つようだから死んではいないはずだが、と話していると何かの声が聞こえた、気がした。 「そこのヒューマン! おい、こっちだ!」 声の方向を見ると生首、もといキャストの頭が落ちていた。 「きゃあ! な、なにこれ!」 「そう驚くこともないだろう。キャストのヘッドパーツが落ちているだけじゃないか」 どうやら声の正体はこの頭らしい。そして彼がオギだ。 ボディが壊れて立ち往生していたらしいが、こんな状況でも冷静というか飄々としているというか。 サリサが腰を抜かしているが、キャストにとって体は飾りであり、あったほうが便利には違いないがなくても死ぬわけではないとやはり冷静に語る。 ヒューマンなら死ぬんだよ、とカイが呆れながらツッコミを入れた。 「お前たちヒューマンにとってもハートこそが一番大事なものなんだろう? それがキャストにとっては頭なだけだ。そこのキャスト、お前ならばワタシの言ってることを理解してくれると思うが……」 「か、飾りなの!? ねえ、体ってただの飾りなの!?」 視線が集まっている。何か言わなければ……というところでオギが話題を変えた。自分で振ったくせに。 主人公の名を問い、ニコラと同様200年前のことを聞く。 大空白の前に何があったのかを記す映像投影装置。閉ざされた記憶に興味があるのは皆同じだ。 オギが案内を引き受けるが、その前にやらなければならないことがある。 オギを助けたことで主人公たちの依頼は達成されたが、オギが受けていた依頼の巨大エネミーを倒さなければならない。 動けないオギの頭をカイが抱え、奥に進むことに。 166 :ファンタシースターZERO:2012/02/25(土) 02 02 48.00 ID KJAe13U+0 そして気になることがある。オギの不意を突きボディを壊したのは、エネミーではなくヒトだという。 だがオギにはヒューマンの外見の違いには頓着がなく、不意を突かれたこともあり特徴を挙げることは出来なさそうだ。 「たとえば、凄い雷のテクニックを使う、とかは?」 サリサには心当たりがあるようで、オギもそれに頷く。 その人物は湿地で出会ったレーヴェだろうが、それ以上の詮索はせず、渓谷の奥地に進む。 潜んでいたのは巨大なドラゴンだった。力も相応だろうと他人事のように分析するオギ。 「今のワタシには手も足も出ないだろうな」 「小洒落たこと言ってんじゃねえよ! ったく、色々な意味で重い依頼だな!」 「上手い言い回しをしたのかもしれんが……な」 「……カイ、つまらない」 漫才をしている間にドラゴンは準備万端。 強烈な炎を避けつつ、何とか倒すことに成功した。 そして戦いの中でオギは確信した。 映像にあった何者かと戦う勇猛なキャスト、その戦いぶりは同型の別人ではなく主人公そのものだと。 サリサもレーヴェのことを切り出す。彼は『地上のヒト』が過去の遺産を手に入れるのを防ぐために遺跡を破壊してまわっているのだという。 映像投影装置が狙われるのも時間の問題だ。 「隊長は強い、でもこれはボクが何とかしなきゃいけない問題だと思う」 主人公はこれは皆の問題だ、とそれを否定する。 もうサリサ一人の問題じゃない。仲間はいつも、いっしょなんだから。 167 :ファンタシースターZERO:2012/02/25(土) 02 03 36.25 ID KJAe13U+0 シティに戻り市長に報告する。 オギのボディをどうするかだが、これから行く遺跡ならパーツもあるだろうということ。 シティにとってもオギの戦力や遺跡の調査は重要という訳で正式な依頼としてクエストカウンターに登録される。 勿論行くのは主人公、サリサ、カイ、そしてオギだ。 【過去との出会い】 廃棄都市パル。『大空白』以前の文明で栄えていた都市だが、今はすっかり風化して植物とエネミーに覆われている。 エネミーもそれに適応したのか爆弾を吐くカエルやアイテムボックスに住み着いたヤドカリといった顔ぶれに、主を失ったガードマシーナリーが混ざっている。 サリサは興味津々だがカイはあまり過去に興味がないようだ。飽くまでサリサと主人公の保護者であるというつもりらしい。 『ハンターズ心得』――地球に生きるものはみな兄弟であり家族である。 自分のためでなく他人のために何かをやるってのも面白いものだ、とカイは語る。 目覚めて1年のオギはそこまでは思えていないようだが、まずは体がないことには始まらない。 半分くらいまで来たところで、キャストの骨格やパーツが沢山転がっているのを見かける。 殆どはエネミーに荒らされていたが、ほぼ完全な状態のボディがあった。 もしかしたら眠りについているだけかもしれない、と土などをどける――だが駄目だった。頭部が完全に失われている。このキャストは死んだのだ。 オギがそのボディを使えないか試す。サリサには抵抗があるようだが、体は服のようなものだとケロリとしたオギ。 カイはどちらにも理解を示すが、ヒトの役に立てた方がこのキャストも浮かばれるだろうと言うと、サリサも納得した。 168 :ファンタシースターZERO:2012/02/25(土) 02 04 09.55 ID KJAe13U+0 接続するとオギが尋常でないうめき声をあげた。大丈夫か!? 「いや、なに、拙者は大丈夫でござるよ」 明らかに大丈夫じゃない! キャストはボディにサブのメモリーがあるのだが、その不適合により言語回路にエラーが出たらしい。 それ以外は問題ないし体も動く。 「安心めされい。この口調も、しばしの間の話でござる」 「……この体のキャストはこういう話し方だったのかな?」 「そのようでござるな。かすかに残るメモリーから判断するに、当時からかなりの変わり者として見られていたようでござる」 「当時のヒトたちが皆そういう話し方ってわけじゃなかったのね?」 「勿論でござる」 「……なんか、すっごく良かったって思うわ」 なにはともあれ、ボディを手に入れたオギもハンターズとして復帰、仲間に加わる。 さあ、進もう――――「あいやまたれぃ!」 オギがボディのメモリーから面白いデータを見つけたらしい。 地図だ。割と広い地域を示したもののようで、解析に時間はかかるが新しい遺跡の手がかりになりそうだ。 とりあえず映像投影装置を見て、帰ったらまた考えよう。 遺跡が見付かったならまた4人で。焦る必要はない。 169 :ファンタシースターZERO:2012/02/25(土) 02 04 56.37 ID KJAe13U+0 ところで、フィールドにはハンターズの足跡とでも言うべき『メッセージパック』がある。 戦闘の基本やエネミーの生態など、後に続くハンターズのためのものが多いが、中には単なる呟きもある。 雪山や湿地、渓谷でも見かけたとあるパーティーの旅の思い出をここでも見かける。 『毎日が楽しいな』『あのバカを誰か止めてくれ』『バカだけどちょっと羨ましい』そんな和気藹々とした旅路だったが、最近皆の咳が止まらないらしい。 気になるがこれは過去のこと、このパーティーが無事であったことを祈るしかない。 映像投影装置まで辿り着いた。ここにはエネミーもいない。 オギが装置を起動させると、確かに主人公そっくりのキャストが戦う姿が映っていた。 敵はキャスト――いや、自分の意思のない『ロボット』のようだ。 ござる口調が出るエラーも修正し、他の映像も出ないか探る。 そこに雷のテクニックが襲いかかる。 現れたのは勿論レーヴェ。サリサを今度こそはと問い詰める。 サリサたちはヒューマンは地上を荒廃させた下等生物であると『大いなる母』に教えられてきたらしい。 ヒューマン同士、そしてキャストと支え合う姿を見てサリサは考えなおした、だが何が地球を変えてしまったのかという問いには答えられない。 そして『母』が間違っていると言うこともできない。ただ誤解があっただけなのだと言うが、言葉は通じない。 無論彼にとって下等生物であるところのヒューマンや、それと手を取り合うキャストの言うことなど聞くはずもない。 レーヴェが2機のホバー戦車型機動兵器を呼び出した。 D・メビウスとD・ケイオス。ドリルと堅牢な装甲を持つ強敵だが、力を合わせて撃退に成功した。 「なるほど……ヒューマンとキャスト、そしてニューマン。三種族が集まった時の力は計り知れぬモノがあるようだ」 だが貴様らは無残にも朽ちるだろう、と捨て台詞を残して去るレーヴェ。 攻撃と戦闘の影響で装置は完全に沈黙してしまったようだ。 そしてここまで来ては隠し事もしていられない。 サリサはヒューマンじゃない。『失われた種族』であるはずのニューマンだ。そして、レーヴェも。 170 :ファンタシースターZERO:2012/02/25(土) 02 05 40.18 ID KJAe13U+0 ダイロンシティに戻り詳しいことを聞こうとすると、空から何かが聞こえ、そして見えた。 機械で出来た兵器らしきエネミーがシティに次々と降下してきたのだ。 ダイロンシティだけではない。近隣のアローマシティを含め、各地のシティが同時に攻撃を受けているという。 幸い、各シティにはハンターズがいる。2日間の攻防の末防衛に成功したようだ。 そこでサリサから三人と市長に話があった。 全てを話すことを決心したのだ。 ニューマンは『今は地上にはいない』だが大空白で月に逃れ、そこで世代を重ねてきた。 今になって地球にやってきた理由――それは命令、いや、お告げを受けたからだ。 ニューマンたちには『母』や『マザー』と呼ばれる絶対的な指導者がいる。 ただ、マザーは姿を見せず声のみを届け、一般市民にわかる姿は似姿のレリーフしかない。 声も親衛隊であるレーヴェのようなエリートにしか直接は届かないのだという。 それはまるで神のようだ。 月の神『マザートリニティ』の命令は『ヒューマンの監視』と『ヒューマンが過去の遺品を手に入れるのを妨害すること』 マザートリニティは地上が荒れ果てたのはヒューマンの罪によるものだとニューマンに教えている。 ヒューマンはニューマンを月に追いやり、キャストを眠りにつかせた挙句、地上を荒廃させ、自らも一度は滅びかけたような愚かな種族だ、と。 その教育はかなり徹底しているらしい。実際、最初の頃のサリサもキャストである主人公以外には心を開かなかったものね。 そして今の攻撃。あれは月製の兵器だ。普段は防衛用に使っているようだが、レーヴェの報告によりそれが地上に向けられたのだろう。 ――――マザートリニティと交渉出来ないだろうか? 友好条約とはいかなくても一時停戦くらいは出来るかも知れない。 しかし月に行く手段がない。通信網もあるはずがない。無線が使えないからとサリサも通信機は持たされていない。 レーヴェのメビウス&ケイオスならヒトを乗せて行き来が出来るが、それ以外に帰還の方法はないという。 市長が「こんなこともあろうかと!」と言って何もないというKYな発言をしつつ、作戦会議。 月に行く手段―――― 「月に行く巨大テレポーターとか?」 主人公がひらめく。カイは茶化すがサリサはそこから「地球と月は光の門を通じて行き来していた」というおとぎ話を思い出す。 そしてそれはきっと――――『空の柱』だ。 オギのサブメモリーの地図にも『空の柱』という単語が記されているらしい。 その道を辿り、『空の柱』を目指すとしよう。 313 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 01 00 37.90 ID rCzLNhhD0 【遠き旅路】 洞窟遺跡マカラ。かつて『光の門への道』と呼ばれた場所。 輝く水晶の洞窟には、暗所にもかかわらず花が溢れている。 道すがらカイはかつて天の柱を目指したハンターズの話を始める。 サリサと主人公は目を輝かせる。 カイはつまらない話だと言ったが、ここで期待しなかったらウソだろう。特にお話好きのサリサにとっては。 ――――あるシティに、今のサリサと同じくらい若いハンターズがいた。 大人顔負けの、才能に溢れるハンターズだった。 「だもんで、自分が何でも出来るだなんて恥ずかしい勘違いをしちまったのさ。まだまだ子供だってのにな」 世界の謎を解くのだと言って、同じような若者を集めて天の柱へと旅立った。 最初は順調だった。エネミーに遅れを取ることもない。 しかし若者たちはひとり、またひとりと倒れていった。 ヒトの手が入らない未開の地は空気が汚染されている――後悔した時にはシティへの帰り方もわからなくなっていた。 とうとう一人だけになってしまい、自分がどれだけ愚かだったのか、どれだけ仲間を苦しめてしまったのかを後悔しながら、遠くに見える天の柱だけを目印に進んだ―――― 「……って話」 「そ、それでどうなったの!? その子は辿り着けたの? それとも……?」 「そいつは死ななかった。汚染への強い耐性があったんだろう。歩いて、歩いて、歩き続けて……」 「…………」 赤くなったサリサが夢中で話を聞いている。 「歩いてたら、見たことのないシティが偶然見つかってな。で、そこに居座ることにしたのさ」 世界の謎は諦め、先輩たちの指導はちゃんと聞いて、のんびりと。 サリサの落胆は物凄かった。 でもこれは実際にあった話、サリサが好きな物語やおとぎ話とは違うのだ。 「案外その辺を歩いている奴がそいつだったりしてな」 とカイが締めくくると、サリサもそれはそれで納得したようだ。 オギが何かを言いたがっているが、世の中言わないことがいいこともあるものだ。 そしてあのパーティーの足跡をここでも見つける。 でもこれが最後だと嫌でもわかる。 「皆いなくなっちゃったけど、あたしはアンタといっしょで楽しかった……よ…………」 『後悔はない』と題されたそのメッセージパックを横目に、主人公たちは進んだ。 水晶に囲まれた大広間には見たこともないような巨大テレポーターがあった。 だが、そこは水晶を主食とするエネミーの巣になっていた。 倒しても倒してもキリがない。離れた所にある起動装置にカイが向かうが、エネミーに取り囲まれてしまった。 「これだけのエネミーを引き連れてそっちに戻るわけにはいかん……俺たちが為すべきことを考えたら判断は1つだ。オギ、お前はわかってくれるよな?」 そして、主人公も。 テレポーターの光がその輝きを増す向こうで、カイがエネミーの海に呑まれていく。 泣き叫ぶサリサを羽交い締めにして、3人は光に包まれた。 314 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 01 01 24.42 ID rCzLNhhD0 目を覚ますと、星空と白い荒地が見えた。 大きな青い星が地平線の向こうに浮かんでいる。 あれが地球。ヒューマンやキャストが暮らし、ニューマンが憧れ続けた星。 そして3人がさっきまでいた場所。テレポーターはやはり月に続いていた。 「カイにも見せてやりたかったな……」 「そうだ! カイ! 早く助けに行かないと……!」 そうしたいけれど、それは出来ない。 こうしている間にも月からの降下部隊はシティに攻撃を仕掛けている。 カイは3人のために足止めになることを選んだ。その意思を無駄には出来ない。 「託されたものを投げ捨てて、一体お前は何をするつもりだ!」 オギの厳しい言葉が続く。そしてサリサは反論出来ない。 カイのしてくれた昔話のことをオギは切りだす。 あれはカイ自身のことだ。無茶をして仲間を犠牲にしてしまった、かつての若いハンターズ。 だからこそ彼は一歩引いた所でサリサや主人公たちを見守っていたのだ。自分と同じ轍を踏まないように。 「これは無論ワタシの推測に過ぎない。だが、キャストであるワタシにもわかったことなのだ。キャストよりもヒューマンに近い、ニューマンのお前にならもっとよくわかるのではないか?」 「……ねえ、オギが言ってることは本当なの? カイは……?」 主人公にすがりつくがその手をオギが止める。 汚れ役を引き受けてくれているのだろう。 「カイは悲しんで欲しくてあんなことをしたのではない。本当にカイを大切に思うならば、進まなければ」 そしてサリサも決意するが、そこに足音がやってきた。 銃を構える沢山のニューマン。 一見どれもレーヴェに見えるが、微妙に異なっている――だが、中央にいるのは本物だ。 「ん? 確か男のヒューマンがもう1人いたはずだが? ここに来るまでにくたばったか?」 「……ッ! カイは死んでなんかいない!」 「ほう、つまり死を確認することも出来ない状況だったと。エネミーの巣になっていたからあの道は放置したが、オトリにするとはな。それとも見捨ててきたのか?」 「見捨ててなんかいない! カイが……それを望んだから……!」 「だが、そのヒューマンが死んだという事実には違いあるまい……いや、別にお前のせいではないな。ヒューマンのようなクズにはお似合いの死に方だ。つまりは、ただの必然」 気に病む事はない、と言いながら言葉責めを続けるレーヴェ。 これには流石にオギも黙ってはいられない。仲間を貶されて黙っているほど気が長い訳ではないのだ。 だがそれすらも機械人形ごとき、と切り捨てる。レーヴェが見下しているのはヒューマンだけではなかったようだ。 「厄介な状況だな。逃げ道はなく、敵は大勢。どうする?」 決まっている。 「戦う」 「そうね、ここで降参したらカイに怒られちゃう」 「付き合うぞ、2人とも。地球のヒトの力、見せてくれよう」 固まっていればやられる。散開して、生き残ったものがマザートリニティに向かう。 作戦とすら呼べないものだったが、オギの指令に対して2人は頷いた。 「撃て!」 だが、銃声は響かなかった。 代わりに爆発音が響き、煙幕が張られた。 混乱のさなか、誰かの声が導いている。 生き残れるならこの際何でもいい。導きに従うと、暗い研究室に辿り着いた。 315 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 01 01 49.38 ID rCzLNhhD0 会議中の女性がこちらを向いて微笑んだ。 彼女の名前はアナ。レジスタンスのリーダーだという。 マザーの私兵軍団ともいうべきニューマンの中で、隠れて活動をしていたらしい。 サリサもレジスタンスの存在は知らなかった。 何でそんなニューマンがいるのだろう? 助けられた礼は言うが、当然その疑問は生まれてくる。 アナはどこから説明しようかしら、と半分面白がっているような様子だ。 「ニューマンはヒューマンを元に作られた種族である、ってことは知ってる?」 サリサは驚く。下等生物と教えられてきたヒューマンと先祖が同じなんて、笑い話にもならない。 「調べてみたところによると、ヒューマンの遺伝子を改造して作られたのがニューマン、という話よ」 遺伝子は少なくとも今のこの世界では聞きなれない単語らしい。 アナにとっても本による聞きかじりの知識のようだが、マザーの教育よりは確かだと彼女は考えている。 むしろ全てがマザーの言われるがままの状況に、どうして誰も文句を言わないのかのほうが不気味で不思議だ、と。 「……ま、そんなことを考えるあたしが他のニューマンと違ってひねくれてただけなんだろうけどね」 ヒューマンの血が色濃く出たせいなのかもしれないと語った。 確かに彼女は外見も他のニューマンとは異なっている。 たとえば褐色の肌。たとえば――――― 「……ちょっと、オギ、どこ見てるの?」 「胸だ」 しばかれた。 ※なお、ニューマン編でも触れられないので蛇足ではありますが、主人公で作れるニューマン♀もかなり『外見的特徴』があられています。 ハニュエールのぴったりボディスーツを注視するの禁止! 「見るのではなく、具体的な数値にしてその明らかなる差を表現すべきだっ……」 しばかれた。 316 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 01 02 39.01 ID rCzLNhhD0 笑顔で進行を促すサリサに引き気味のアナだが、話を進めた。 疑問を持ったアナはマザーの教育を受けずに月を調べて回った。 収容所送りモノだが、監視の目すら届かないような所に彼女は入り込み、そして日記を見付けた。 マザーは人目につくような資料は隠蔽したようだが、日記にまでは及ばなかったようだ。 200年前に起きた戦争、それは力に溺れたヒューマンではなく、マザー自身が引き起こしたものだと日記には書かれていた。 それについては予想がついていたが、何故戦争が起き、マザーとは何者なのかについてがわからない。 日記は破損が大きく原因についてはわからないが、マザーの正体は生体コンピュータだ(キャストとは少し違う) これについてはアナの推測ではあるが、ヒューマンやニューマンに200年を生きるのは無理だし、機械の軍団を自在に操れるのはコンピュータくらいだ。 そして、戦争の推移。 突然の戦争でヒトもちぐはぐだった最初はマザーの優勢だったが、やがて三種族が力を合わせたことによって、マザーを月へと追い詰めた。 追いつめられたマザーはいくつも禁断の手を使った。 病原菌によるバイオ攻撃。身体の丈夫なヒューマンはともかく、生命力の低いニューマンはそれで地上で暮らせなくなった。 バイオ兵器が通用しないキャストに対しては、フォトンノイズ。いわゆるミノフスキー的な粒子で、侵食された機械は機能を停止してしまう。 月の都市は無事だったが、地球からの援軍が望めない状況でマザーの機械の軍団を相手にしては勝ち目がなく、滅ぼされてしまった。 そしてマザーは追撃を加えた。フォトンイレイザーという巨大なレーザーで地上を焼き払ったのだ。 マザーも地上に降りることは出来なくなったが、この戦争はマザーの勝利で終わった。 その日記が嘘である可能性もあるが、整合性があるし、隠蔽された資料を見付けてみれば日記と大差なかった。本物と見ていいだろう。 ただ、その後何故滅んだはずのニューマンが月で暮らしているのか、ヒューマンが地上に出てキャストが目覚めたのか、説明できないことは数えきれないほどある。 でもあらゆる出来事の中心には常にマザートリニティがいた。絶対に何かある――故に彼女はレジスタンスを組織したのだ。 アナの話はそこまでだ。 そして、これからのこと。 フォトンイレイザーを使われたら今度こそ地球は終わりだ。 そのエネルギー供給源を叩けば、発射は止められる。 だが、その場所がわからない――そこで必要なのが、オギだ。 大空白前月にいたキャストのほぼ完全な形での亡骸(つまり首だけがない)を見付けた。 フォトンノイズも月では散布していない。マザー自身も影響を受けるから。 アナの無線による誘導でそのボディの在り処に行くことにした。 330 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 22 46 48.63 ID rCzLNhhD0 【明かされる真実】 アルカプラント。ヒトや原生生物の姿はなく、ガードマシーナリーのみが徘徊する基地。 ベースメントを抜けると、廃棄物置き場に辿り着いた。 ゴミの山にキャストの遺体が放置されていることに憤りを感じる3人。 通信でアナに聞いた所によると、これは全て200年前にマザートリニティに敗れたキャストだという。 使えそうなボディのあては既にある。 「ぬおおおおおおおっ!!」と叫び声を上げながらボディ交換をするオギ(合体アニメは必見!) この前の「ござる」の時とは随分様子が違うが、オギにピッタリのボディだったため嬉しくてつい派手に動いてしまったらしい。 ボディの持ち主はマザーへの敗北を悟った時、サブメモリーに全ての記録を移していたらしい。 やがて誰かがボディとその記録を生かしてくれることを祈って。 情報量が多すぎて整理しきれないが、フォトンイレイザーへのエネルギー供給炉の場所はすぐにわかった。 この基地の最奥だ。恐らくこのキャストたちもそれを潰しに向かっていたのだろう。 フォトン供給炉はかつてはヒトの発展のために使われていた施設だが、それを兵器として使われるとは何とも皮肉だ。 「とにかく壊しちゃおう、こんな施設」 「ホッホッホ、それは止めていやだきましょうか、地上の皆さん」 そこにマザートリニティの声が響く。月の女王が自ら出向くとは、と思ったがどうやら声だけらしい。 「ポンコツキャストが2匹と役立たずのニューマン……そんなモノの相手にこの私がわざわざ出向くなんてありえないでしょう?」 代わりにマザーはレーヴェを差し向けた。 だが、今は彼を説得する材料がある。オギのボディの記録だ。 それに彼も気付いているはずだ。地上のどこにもあれだけの汚染を引き起こせるようなものはない。 3人とマザーの言葉の間で揺れるレーヴェ。だが、彼を説き伏せることは出来なかった。 彼は再びD・ケイオスとD・メビウスを呼び出した。 その手は通用しない、と思いきや2機は合体しヒト型の巨大ロボット・ヒューミリアスになった! 2種類のビームと大剣を使う強敵だが、撃退に成功した。 マザーはレーヴェを役立たずとして切り捨てた。戦闘前は可愛いレーヴェ、と言っていたのに。 そして、この供給炉も。マザーは200年の間にもう1つの供給炉を作り上げていたのだ。 3人が動いたせいでレジスタンスのアジトも知られてしまった――完全に利用された形だ。 その功績に免じて短い人生を自由に生きることくらいは許してあげましょう、とマザーの声は途切れた。 放心状態のレーヴェに声をかける。今すぐ仲間になるのは無理でも、同じ道を歩むことは出来ないか? ヒューマンもニューマンもキャストも敵味方も関係ない。同じ、ヒトなんだから。 だがレーヴェは確かめねばならんことがある、と去ってしまった。 とにかく一度アナの元へ戻らねば。 331 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 22 47 33.49 ID rCzLNhhD0 アジトはまだ無事だった。至急オギのボディの記憶を伝える。200年前に何が起こったのか。 マザートリニティはヒトがその叡智を集め地球の環境を管理・保護するために作られた生体コンピュータ。 マザーは突如狂い、暴走を始めた。その結果がマザーとヒトの戦争、そしてマザーが勝利した結果の『大空白』だ。 「勝てるのかな? そんな相手に……」 「ヘッ! だからなんだってんだ! 過去は過去、今は今、だろ?」 聞き覚えのある声。これは……! 「諦めるにしても、やることやってからだ。まだ何も終わっちゃいない、だろ?」 カイだ! 紛れも無く、あのカイだ。 曰く、一度は死んでしまったはずだが昔の仲間たちに追い返されたらしい。 月に来てみると騒動の中心に雰囲気が変わったレーヴェがいて、アジトの場所を教えられたのだとか。 そしてもう1つのフォトン供給炉の場所と防衛機械の配置図の入ったメモリーを渡された。 アナたちレジスタンスはフォトン供給炉へ、そして主人公たち4人はマザートリニティの所へ。 これが最後の戦いだ。 332 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 22 48 54.36 ID rCzLNhhD0 【最後の戦い】 暗黒神殿。マザートリニティの居所であり、防衛しているのは原生生物でもマシンでもなく、得体のしれない、暗黒生物と呼ぶべきモノだ。 アナとの通信は繋がりにくく、しかもかなりヤバそうな状況だ。 でも、彼女たちを信じなければ。 ここのメッセージパックにはかつてのマザーらしき存在の定期報告が残されている。 環境改善のための提案はだいたいが理由をつけて却下されていたらしい。 最後の報告は 「案件六六六、却下。案件却下。進言、却下。申告、却下。全て却下。全て全てスベテ……」 と狂っていく様子だった。 そしてマザートリニティの所にたどり着く。 相変わらずの上から目線で質問に答える。 何故人類に牙を向いたか。 それは地上の環境の改善のためで、人類は最初からどうでも良かったのだ。 サリサたち月のニューマンは100年前にマザートリニティが過去のデータを元に作りなおした存在、その子孫だ。 一度全て真っ更にしてその後ヒューマンやキャストも作り出す、それがマザートリニティが出した答えだった。 でもニューマンにいくら教育を施しても結局無駄だった。ヒトとはかくも愚かなものか。 4人に天罰の光、フォトンイレイザーが襲いかかる。 出力は最小、それでも既に4人はボロボロだ。 身体が動かない……しかしそれでも主人公は無言で立ち上がった。 「200年前もそうでした。実に不愉快です。たった一人のキャストが人類をまとめあげて私に歯向かってきましたね」 手を焼いたが結局それでも結果は変わらなかった、と笑うマザーを睨みつけると、その笑いが止まった。 見間違えるはずもない。200年前の人類側のリーダー、それは記憶を失う前の主人公だったのだ。 許せない、と繰り返す。時を越えて歯向かう主人公が、そして、人類が。 最早手加減など不要。最大出力のフォトンイレイザーで主人公を焼き払ってくれる――しかし、その収束が止まった。 アナとの通信が復帰する。エネルギー源の停止に成功したのだ。 アナたちニューマンだけでは敵わなかった、しかしダイロンたち地上からの援軍が到着したのだ。 ヒューマンが、キャストが――――いや、仲間が。 レーヴェが全てを話し、彼らを月まで送り届けたのだ。 あとは主人公たちの仕事だ。 ここまでやられて立ち上がらない訳にはいかないだろう。 そこに仲間がいるから。平和を乱す奴がいるから。大切なものを守るため。笑顔を取り戻すため。 これが、マザートリニティがゴミクズと呼んだヒトの力だ。 333 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 22 49 22.49 ID rCzLNhhD0 しかし崩れたマザーから影が、闇が広がる。 闇の名はダークファルス。混沌と滅びの化身。 マザートリニティという依代を失ったダークファルスは次の依代として主人公を選んだ。 「ふざけないで! ふざけないでよ! 何が依代よ! 何が混沌よ! ボクたちの住むこの世界、これ以上あなたの好きになんてさせやしない!」 主人公は主人公だ。仲間たちと一緒に生きるんだ。 「必ず皆で生き抜いて、そして、皆で笑って帰るの! 伝えたい事も言いたいこともあるんだから……ジャマを、するなぁっ!」 これが、正真正銘の最終決戦。 死闘の末、ダークファルスの実体が消えて行く。 この空間も危ないようだ。早く逃げなければ。 しかしカイが倒れてしまった。だいぶ無理をしていたらしい。 弱音を吐くカイを殴りつける。仲間を見捨てるハンターズなんていない――少なくとも、主人公やサリサの師匠はそんな教えはしてこなかった。 今度ばかりはオギもカイを助け起こす。今度こそ、4人で帰るんだ。 皆が迎えてくれた。 レーヴェに下った裁定はアナの補佐をして未来の為に働くこと。 マザートリニティは倒れたが、エネミーに汚染、月のニューマンたち、問題は山積みだ。 だが、ヒューマンとニューマン、キャストたちが手を取り合っていくのだ。未来は明るいだろう。 物語はやっぱりハッピーエンドじゃなくっちゃ――いや。 「新しい物語の始まりだ」 やらなければならないことも、やりたいことも、いっぱいある。 だから。 「行こう!」 334 :ファンタシースターZERO:2012/03/18(日) 22 50 14.54 ID rCzLNhhD0 ファンタシースターZERO、これにて本編EDです。 ED後はサリサ、カイ、オギに加えレーヴェが仲間になりサブシナリオや100F中断セーブ無しのマジキチ塔、それぞれの高難易度に挑むことになります。 以下は補足です。 【主人公の種族による展開の違い】 最初の渓谷・湿地・雪山の順番が代わり、また、ヒューマン編のみ【最後の戦い】での仲間がカイではなくレーヴェになります。 設定としては ヒューマン編:主人公はカイの弟子の見習いハンターズ。卒業試験で渓谷に向かった所、サリサと遭遇する。200年前のリーダーは主人公の先祖。 ニューマン編:主人公はサリサと同様レーヴェの部下の降下部隊、なのだが降下の際記憶喪失になってしまった。マザーがニューマンを再生する際、200年前のリーダーもうっかり再生してしまったというお話。 【EDについて】 選択肢によるキャラの好感度で上記ED後の個別EDが変わります。 全員の好感度が一定以下だった場合のシティの皆とのエンディングの他、サリサ・カイ・オギ、あと難しいですがレーヴェのEDもあります(ヒューマン編以外でも可能) また、サリサとカイは主人公の性別によって台詞が変わります。 サリサEDで主人公が男だった場合かなりハッキリと好意を告げられます。女だった場合は友達だと釘を刺されますがw カイEDで女主人公だった場合は一応レディ扱いをされ「お前といると退屈しないぜ」くらいの甘さです。 オギやレーヴェに甘さはありませんw 【シリーズごとの繋がり】 マザートリニティの存在・攻撃は各作品のオマージュ。 アイテムや武器の名前、DFとラッピーは最早お約束。 ラッピー以外のレアモンスターとしてウリボーのような『ブーマオリジン』が登場しますが、PSOには獣人型の『ブーマ』が登場します(多くの場合最初に遭遇する敵) また、PSOに登場するパイオニア船団の母星は『コーラル』ですが、クリア後のサブシナリオでPSZの地球がかつては『コーラル』月が『アルカ』と呼ばれていたことが明らかになります。 あとはご想像にお任せ、といった所でしょうか。 335 :PSZ:2012/03/18(日) 22 51 58.90 ID rCzLNhhD0 これにて投下を終了いたします。 気になった所があれば補足いれますのでお気軽にどうぞ。 336 :ゲーム好き名無しさん:2012/03/19(月) 21 33 02.69 ID o+KuQVsZ0 PSZの人乙です! ニューマン編主人公はアナ率いるレジスタンスの一員じゃなかったっけ? 「アルカプラントのキャストの遺体から情報を引き出すために適当なキャストを連れてくる」 という任務を引き受け降下部隊に潜入した、だったような 338 :ゲーム好き名無しさん:2012/03/20(火) 02 22 58.80 ID TqNYx5yL0 335 ダークファルスは何時から、どうやってマザートリニティに寄生したの? 話を見る限り、マザーを造る際に製造者達が何も知らずにダークファルスの 細胞を使ってしまったみたいだが。
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住所福井県福井市中央1-10-30 最寄駅 料金 設置タイトル(なし) 営業時間 駐車場 TEL0776-21-2004 URLhttp //www.joyland.co.jp/index.php 地図はココをクリック by マピオン 備考以前は怒首領蜂(メンテ難あり)とストライカーズ1999があったが、どちらも撤去された模様。 最終更新日2009/05/31 (情報は2009年5月中旬時点でのもの)
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VERSION GENRE TITLE ARTIST bpm notes 属性 7th Style ELECTROSHOCK ZERO-ONE Mr.T 160 2208 - 攻略・コメント 名前 コメント
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Fate/Zero スターターデッキ BEFORE はぐれ勇者の鬼畜美学 スターターデッキ NEXT 夏目友人帳 スターターデッキ Fate/Zeroと同時発売。 商品詳細 2013年05月17日発売。 構築済みデッキ(1種類) カード40枚(※1)+限定カード1枚(※2)+プリズムチケット1枚入り+ルールブック、プレイシート ※1 スターター専用カード5枚+ブースター共用カード35枚 ※2 スターター専用カードいずれか1枚に声優の箔押しサインの入ったパラレルカード 概要 タイトルの名称を持つシーンカードがサポートパンプの役割をになっているためか、他タイトルと異なり、2枚収録されている。 収録カード ナンバー カード名 色 コスト CP RANK レアリティ 枚数 01-091 《セイバー(Fate/Zero)》 青 2 4000 1 R(ST) 1 01-092 《アーチャー(Fate/Zero)》 青 2 4000 1 R(ST) 1 01-093 《言峰 綺礼(Fate/Zero)》 青 1 4000 1 R(ST) 1 01-094 《衛宮 切嗣(Fate/Zero)》 赤 1 4000 1 R(ST) 1 01-095 《アイリスフィール・フォン・アインツベルン》 黄 2 4000 1 R(ST) 1 01-002 《世界との契約 セイバー》 青 6 6000 2 R 1 01-005 《乾坤一擲 セイバー》 青 4 5000 1 R 1 01-007 《一閃 セイバー》 青 5 5000 1 R 1 01-008 《不可視の剣 セイバー》 青 3 5000 1 C 2 01-009 《サーヴァント セイバー(Fate/Zero)》 青 0 3000 1 C 1 01-011 《サーヴァント アーチャー(Fate/Zero)》 青 0 3000 1 C 1 01-012 《王の宴 アーチャー》 青 4 5000 1 R 1 01-014 《王の選定 アーチャー》 青 3 5000 1 C 2 01-033 《マスター 言峰 綺礼(Fate/Zero)》 青 0 2000 1 C 2 01-034 《裏切りの剣 言峰 綺礼》 青 4 5000 1 U 2 01-042 《戦いの根絶 衛宮 切嗣》 赤 3 5000 1 C 2 01-043 《マスター 衛宮 切嗣》 赤 0 2000 1 C 2 01-044 《マスター狩り 衛宮 切嗣》 赤 4 5000 1 U 2 01-049 《託した希望 遠坂 時臣》 赤 2 4000 1 C 2 01-050 《遠坂 凛(Fate/Zero)》 赤 0 3000 1 C 2 01-054 《代理マスター アイリ》 黄 1 4000 1 C 2 01-055 《イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(Fate/Zero)》 黄 1 3000 1 C 2 01-075 《相反する想い》 青 4 - - U 1 01-079 《強大な敵》 赤 2 - - C 2 01-080 《起源弾》 赤 5 - - U 1 01-083 《ひとときの休息》 緑 5 - - U 1 01-090 《Fate/Zero》 青 2 - - U 2 関連項目 劇場版 『Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』 スターターデッキ
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PHANTASY STAR 0 機種:NDS 作曲者:小林秀聡、絹川唯史、瀬津丸勝、熊谷文恵、奥村初音 発売元:セガ 発売年:2008年 概要 『ファンタシースターオンライン』(PSO)の流れをくむアクションRPG。 Wi-Fiによる協力プレイなど『PSO』のようにオンラインゲームの要素を取り入れている。 DS機能を使ったビジアルチャットによる、良好なコミュニケーションが好評を呼んだ。 BGMは『PSO』とおなじく通常時と戦闘時でBGMがシームレスに変化。 さらにレアエネミー・ユニークエネミー登場時でも専用のBGMが用意されているというこだわりぶり。 サントラは堂々の4枚組。DS作品のサントラでここまでボリュームがあるものは珍しいだろう。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 負けないココロ ~GAME EDIT VER.~ 作:奥村初音編:鈴木秀行 オープニングテーマ 歌:奥村初音 Let s Go Together ! 小林秀聡 キャラクタークリエイト Sarisa 絹川唯史 Full of Life 小林秀聡 ダイロンシティ General 絹川唯史 Hunters 小林秀聡 Desolate Scape グラーシア渓谷 Desolate Wilds グラーシア渓谷(戦闘) Rappy Fever - Stage1 - グラーシア渓谷(レアエネミー戦闘) Desolate Scape - Rare Battle - グラーシア渓谷 (ユニークエネミー戦闘) The Time of Decision 絹川唯史 Growl, From The Red Beat 小林秀聡 レイバーン戦 Joyous and Peaceful World 絹川唯史 Damp Swamp 小林秀聡 オゼット湿地帯 Damp Clump オゼット湿地帯(戦闘) Rappy Fever - Stage2 - オゼット湿地帯(レアエネミー戦闘) Damp Clump - Rare Battle - オゼット湿地帯(ユニークエネミー戦闘) Chaotic Swells 絹川唯史 オクトディアボ戦 Snowflake 小林秀聡 リオウ雪原 Snowstorm リオウ雪原(戦闘) Rappy Fever - Stage3 - リオウ雪原(レアエネミー戦闘) Snowstorm - Rare Battle - リオウ雪原(ユニークエネミー戦闘) Breezy Way 1 Disc 2 Phantasy Star Zero 小林秀聡 メインテーマ In The City 絹川唯史 Flowing 小林秀聡 ハンターズギルド Take a Breather 瀬津丸勝 ショップ Friendly Chatting 絹川唯史 Gloomy Bar 小林秀聡 マンホール Quest Counter クエストカウンター Secret Alter 廃棄都市パル Secret Ritual 廃棄都市パル(戦闘) Rappy Fever - Stage4 - 廃棄都市パル(レアエネミー戦闘) Secret Ritual - Rare Battle - 廃棄都市パル(ユニークエネミー戦闘) Lerve 絹川唯史 Machinery Pressure D・ケイオス & D・メビウス戦 The Quiet Anger Trickle Maze 小林秀聡 洞窟遺跡マカラ Trickle Labyrinth 洞窟遺跡マカラ(戦闘) Rappy Fever - Stage5 - 洞窟遺跡マカラ(レアエネミー戦闘) Trickle Labyrinth - Rare Battle - 洞窟遺跡マカラ(ユニークエネミー戦闘) Rush to Struggle Music in The Empty room 絹川唯史 Mother Trinity Breezy Way 2 小林秀聡 Disc 3 Precede 小林秀聡 ゲームモード・セレクト Overflow アルカプラント Overdrive アルカプラント(戦闘) Rappy Fever - Stage6 - アルカプラント(レアエネミー戦闘) Overdrive - Rare Battle - アルカプラント(ユニークエネミー戦闘) Machinery Conqueror ヒューミリアス戦 Resistance 絹川唯史 Crescent Serenade 小林秀聡 暗黒神殿・後半 Crescent Crusade 暗黒神殿・後半(戦闘) Rappy Fever - Stage7 - 暗黒神殿(レアエネミー戦闘) Crescent Crusade - Rare Battle - 暗黒神殿(ユニークエネミー戦闘) "IDOLA" The Imitated God マザー戦 "IDOLA" The Devil s Shadow ダークファルス戦 Breezy Way 3 Eternal Steps to Heaven エターナルタワー NDS300位 Eternal Steps to Elysion エターナルタワー(戦闘) Rappy Fever - Stage8 - エターナルタワー(レアエネミー戦闘) Eternal Steps to Elysion - Rare Battle - エターナルタワー(ユニークエネミー戦闘) Disc 4 Fogotten Story 小林秀聡 プロローグ Encounter1 Encounter2 Invasion1 Go!! O.G.I. nvation2 Crescent Requiem 暗黒神殿・前半 Crescent Warfare 暗黒神殿・前半(戦闘) たいせつなもの 熊谷文恵 エンディングテーマ歌:芙咲由美恵 サウンドトラック ファンタシースターZERO オリジナルサウンドトラック
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ZERO ESCAPE 刻のジレンマ 機種:3DS,PS4,PSV,PC 作曲者:細江慎治 発売元:スパイク・チュンソフト 発売年:2016年(3DS,PS4,PSV)、2017年(PC) 概要 「極限脱出」シリーズの3作目にして完結編。 前作までとは若干異なり、3つのチームに分かれたアドベンチャーパートと、謎を解いて部屋から脱出する脱出パートを交互に繰り返しゲームを進めていく。 作曲は引き続きスーパースィープの細江慎治氏が担当。 サントラは予約特典として付属していたが未収録の曲が複数ある。 収録曲(1部) 曲名 作曲・編曲者 補足 順位 Zero Times 細江慎治 オープニングテーマ Quondam Monitors Ustulate Pathos Tough Decision Trash Disposal Glacial Solitude Transient Tranquility Unliberated Library Nostalgic Scenery Sacrificial Demise Extreme Urgency Interminable Dilemma
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[96/3/13] ロボット集+α Vol.7 アスファルト戦記録 <アスファルト戦記録> 順位 ロボット 勝 敗 分 試合 勝率 足 wp1 wp2 M/T CU/P 待率 コンストラクター 1→ SPINNER 134 42 31 207 72.2% H CAN ENG 2 50 97.8% 0.5% かっきー 2→ BLUEJEAN 126 57 4 187 68.4% 6 POW MIS 0 58 78.3% 1.6% 電人工房(としぞう) 3→ RIKEN 133 73 0 206 64.6% 4 SHL MIS 1 41 97.2% 1.0% 三矢明良 4△ HIYOKO2 122 70 13 205 62.7% 6 SHL MIS 1 26 82.2% 2.4% KEIICHI (B.I.R.D.) 5▽ .CTION/3 128 73 16 217 62.7% 6 SHL MIS 1 11 98.3% 1.8% Sky Net Lab (歪王) 6→ KRHIYOKO 113 66 24 203 61.6% 6 LSR MIS 1 33 78.3% 15.8% KOO(臨時B.I.R.D.) 7△ ZZ-COMM 125 77 7 209 61.5% 4 POW MIN 0 48 93.3% 0.0% H.O 8▽ KATU-YOU 83 52 5 140 61.1% 2 POW ENG 1 33 95.0% 5.7% 倉田 耕二 9▽ TPWMN4-1 117 76 4 197 60.4% 4 POW MIN 1 20 90.0% 0.0% とみて(N.S.C.) 10△ --KING-- 129 84 5 218 60.3% 2 POW ENG 0 52 72.2% 0.0% Nob.高橋 11▽ TOMATO 115 80 3 198 58.8% 4 POW MIN 1 30 85.6% 0.0% mim 12→ PENPEN01 113 80 0 193 58.5% 2 POW ENG 0 36 82.2% 0.0% 頼田 俊哲 13→ MEMORY 106 84 4 194 55.7% 4 SHL LSR 0 49 84.4% 27.8% APFSDS(C.A.T.S.) 14→ OGOGO021 98 78 3 179 55.6% 4 SHL MIS 2 06 98.3% 0.0% おごご 15△ TYPE13 110 92 10 212 54.2% H SHL MIS 0 41 74.4% 0.0% 暁 16▽ TAKASHI 95 79 19 193 54.1% H FLM ENG 2 07 94.4% 49.2% バトルガール 17△ BYKATIYO 85 72 11 168 53.9% 6 LSR MIS 1 52 94.4% 16.7% K.O.さっちゃん 18▽ GANGSTER 89 79 10 178 52.8% 6 RAD MIS 2 03 94.4% 0.0% 松井 和宏 19△ KANUTE 89 81 33 203 52.0% H POW SOL 1 43 94.4% 4.4% 森本 正幸 20△ STANDARD 83 78 17 178 51.4% C SHL MIS 1 28 86.7% 3.9% 胃スカ 21▽ ANJERETA 92 88 11 191 51.0% 2 LSR MIS 1 20 95.0% 24.1% ヨキタウ 22▽ SAKO-32 71 73 9 153 49.3% C SHL MIS 1 20 93.9% 0.0% 後迫浩一 23→ TRIANGLE 81 88 14 183 48.1% 4 CAN MIN 2 22 96.1% 0.0% 康 24△ 62CAMI07 75 85 31 191 47.4% 6 CAN MIS 1 16 64.4% 7.3% 佐藤 清之 25△ MATILDA 72 82 15 169 47.0% 6 RAD MIS 2 01 82.2% 0.0% Binary 26△ KASSEDER 79 90 10 179 46.9% 6 RAD MIS 1 49 88.9% 2.8% 勇磨 宏和 27△ .VIOLATE 81 93 7 181 46.7% 4 CHN SOL 1 46 86.7% 5.5% Sky Net Lab (みか) 28▽ CABBAGE 66 78 16 160 46.3% H SOL SPK 2 44 81.7% 0.0% Oh!Fuji 29▽ KYORO2 70 89 17 176 44.6% 6 SHL MIS 1 35 78.9% 9.1% 真鍋 寛 30→ BRAGGS 56 77 6 139 42.4% 6 CHN SPK 1 35 92.2% 1.4% 横浜 鯨一 31→ NOZARASI 64 92 0 156 41.0% C LSR ENG 1 13 96.7% 0.0% なしのつぶて 32→ HELVA3 62 94 5 161 40.1% H CHN SOL 1 36 92.2% 0.6% KAZN’CHI 33→ .KU-NO 31 64 13 108 34.7% H SOL SPK 2 27 73.9% 5.6% Sky Net Lab (OJO) 34→ EXTRA 45 93 18 156 34.6% 6 RAD MIS 2 29 87.2% 0.0% 酒井 智巳(@OOO, Electric Sheep) 35→ RAF-203A 38 80 4 122 32.8% 2 CAN SOL 2 13 94.4% 2.5% Rafale 36△ BANFF-1 40 94 5 139 30.6% 6 SHL MCN 1 59 95.0% 21.6% 谷川正洋 37▽ GINTENGU 40 103 9 152 29.3% 6 SHL CAN 1 36 89.4% 7.2% ザポテコ(BLACK RUSK) 38▽ BLIZZARD 23 75 23 121 28.5% 6 CAN ATM 2 16 96.1% 0.0% はた(BLACK RUSK) 39→ SPIDER 17 66 17 100 25.5% C MIN MCN 2 17 95.0% 0.0% ハリセン弾 40→ SHY-BOY 19 88 13 120 21.3% 2 MIN MIS 2 03 68.9% 0.0% アリーシャ 41→ A-CA6-01 18 90 4 112 17.9% 6 CAN ATM 1 55 89.4% 0.0% 佐藤芳臣 42→ SHIROI 17 95 6 118 16.9% 2 SHL RFL 1 20 73.3% 0.8% B・D ●順位と勝率の推移 ●パーツ比率 ●組み合わせ比率 郵送07 (5)「砂漠戦記録」 《第7回 郵送ロボットバトル大会》へ戻る
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各種アンケート 項目追加は その他 に記入して投票して下さい。 纏めて投票できないので、個別にお願いします。 このページについて 次回作およびリメイク作への要望メディア関連 ゲーム機(ハード)関連 追加要素、仕様改善等グラフィック関連 システム関連 シナリオ関連 参戦キャラクター関連 参戦作品関連 要望フォーム このページについて 最終更新日時2023-12-02 21 55 58 (Sat) 『クロスエッジ』の次回作およびリメイク作への要望をまとめるページです。アンケートなどに要望を書く際の参考にしてください。要望をこのページに書く際は箇条書きでおねがいします。 自身の考えになくかつ共感できる意見をここから拾ってアンケートに記入するという方法が考えられますが、Wikiのページ内容は随時変わる上、『自身の主張』ではないため、このページのアドレスを直接要望として送るのは非推奨です。 注意!!現在コンパイルハートはアンケートハガキ以外で要望を出すことができないため、要望を出す際はコンパイルハートの新作ゲーム(他のゲーム)購入時についてくるアンケートハガキに記入してポストに入れる事! ご意見・ご要望はこちらの方へ たのみこむはこちらの方へ 次回作およびリメイク作への要望 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 新キャラクター 13 (31%) 2 新イベント 12 (29%) 3 最新機種へのリメイク、移植さえしてくれればそれ以上は望まない 4 (10%) 4 新アイテム 3 (7%) 5 新システム 3 (7%) 6 新スキル 3 (7%) 7 新モンスター 3 (7%) 8 新キャラ・過去のキャラ参戦 1 (2%) その他 投票総数 42 メディア関連 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ゲームディスク(カード)を3枚組にしてほしい 6 (86%) 2 ダウンロード専用ソフトで配信してほしい 1 (14%) その他 投票総数 7 ゲーム機(ハード)関連 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 PS3(プレイステーション3)で発売してほしい 14 (26%) 2 PSVita(プレイステーション・ヴィータ)で発売してほしい 9 (17%) 3 PS4(プレイステーション4)で発売してほしい 8 (15%) 4 ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)で発売してほしい 6 (11%) 5 Xbox Oneで発売してほしい 5 (9%) 6 WiiUで発売してほしい 4 (8%) 7 PC(Windows)で発売してほしい 2 (4%) 8 Xbox360で発売してほしい 2 (4%) 9 ニンテンドー3DSで発売してほしい 2 (4%) 10 Nintendo Switch 1 (2%) その他 投票総数 53 追加要素、仕様改善等 グラフィック関連 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 もっとフォームを追加してほしい 11 (58%) 2 フォームなどのグラフィックを向上してほしい 7 (37%) 3 当時やりにくかった操作とかの修正 1 (5%) その他 投票総数 19 システム関連 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ゲームバランスを見直してほしい 12 (63%) 2 ゲーム起動からタイトル画面までなどのロード時間をもっと短くしてほしい 4 (21%) 3 ゲームの難易度を選べるようにしてほしい 1 (5%) 4 セーブデータをSDカードに保存できるようにしてほしい 1 (5%) 5 リモートプレイを実装してほしい 1 (5%) その他 投票総数 19 シナリオ関連 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 サブイベントがもっと欲しい 5 (63%) 2 次回作の主人公を前作のヒロイン「相羽命」に似たような少女にしてほしい 3 (38%) その他 投票総数 8 参戦キャラクター関連 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 『魔界戦記ディスガイア』のラハール 8 (24%) 2 『ワルキューレの冒険』のワルキューレ 4 (12%) 3 『新紀幻想スペクトラルソウルズ』のアキラ 4 (12%) 4 「デビルメイクライ」のダンテ 3 (9%) 5 『魔女と百騎兵』のメタリカ 3 (9%) 6 『アガレスト戦記』のレオンハルト 2 (6%) 7 『マナケミア2~おちた学園と錬金術士たち~』のウルリカ・ミューベリ 2 (6%) 8 『無限のフロンティア -スーパーロボット大戦OGサーガ-シリーズ』のハーケン・ブロウニング 2 (6%) 9 「アルトネリコ2」のルカ 1 (3%) 10 「デビルメイクライ」のバージル 1 (3%) 11 「バイオハザード」のクリス・レッドフィールド 1 (3%) 12 「マリオシリーズ」のクッパ7人衆 1 (3%) 13 『超次元ゲイムネプテューヌ』のネプテューヌ 1 (3%) その他 投票総数 33 参戦作品関連 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 テイルズシリーズ 7 (13%) 2 オメガクインテット 6 (11%) 3 アガレスト戦記シリーズ 4 (8%) 4 スペクトラルシリーズ 4 (8%) 5 ネプテューヌシリーズ 4 (8%) 6 ロックマンXシリーズ 4 (8%) 7 ストリートファイターシリーズ 3 (6%) 8 フェアリーフェンサー エフ 3 (6%) 9 ムゲンソウルズシリーズ 3 (6%) 10 聖魔導物語 3 (6%) 11 戦国BASARAシリーズ 2 (4%) 12 神獄塔メアリスケルター 2 (4%) 13 魔壊神トリリオン 2 (4%) 14 クロバラノワルキューレ 1 (2%) 15 スーパーマリオシリーズ 1 (2%) 16 ソウルキャリバーシリーズ 1 (2%) 17 デビルメイクライシリーズ 1 (2%) 18 バイオハザードシリーズ 1 (2%) 19 メイQノ地下ニ死ス 1 (2%) その他 投票総数 53 要望フォーム 報告前に既出かどうか確認をお願いします。 名前 コメント すべてのコメントを見る プレイステーション4の方がフルHDで画質が綺麗になるぞ。 -- (名無しさん) 2016-06-04 20 18 42 上へ
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登録日:2011/11/19(土) 00 34 09 更新日:2024/02/22 Thu 09 52 12NEW! 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON Zero お願い!アインツベルン相談室 どう考えても人選ミス イケメンな方のランサー イケメン税 ケルト神話 サーヴァント セイバー ダメ女製造機 ディルムッド・オディナ ナイスガイ ランサー ロリコン疑惑 上司に恵まれなかった人 不幸体質 不憫 不遇 二刀流 二槍流 全身タイツ 前世と同じ末路 剣ディル 呪い 呪詛 報われない 声優の本気 天敵はマスター 女をダメにする男 女難 女難体質 好青年 寝取り 幸運E 形相 忠義 怒り 怨嗟 恐妻家 憎しみ 憎悪 槍 槍使い 槍兵 歩く死亡フラグ 気味が悪いほど忠実 泣きぼくろ 泣き黒子 絶望 緑川光 自害 自害しろ、ランサー 記憶喪失 貧乏くじ 輝く貌 顔芸 騎士道 …そういう訳だ。ここから先は、殺(と)りにいかせてもらう。 『Fate/Zero』に登場する第四次聖杯戦争での槍兵のサーヴァント。 長短2本の槍を携えた、二刀ならぬ二槍の使い手。 類稀なる美丈夫で、右目の泣き黒子は異性を魅了する魔力を宿している。 ●目次 【データ】○プロフィール ○ステータス ○クラス別スキル ○保有スキル ○真名 ○宝具 【生前】 【Zero劇中での活躍】 『Fate/Zero 陣営別トークセッション』 『お願い!アインツベルン相談室』 『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』 『Fate/unlimited codes』 『Fate/Grand Order』 【余談】 【データ】 ○プロフィール CV:緑川光 身長:184cm 体重:85kg 属性:秩序・中庸 特技:アウトドア料理、接客対応 好きなもの:友情、仁義 苦手なもの:嫉妬深い男、恋する乙女 天敵:ケイネス、ソラウ ○ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B C A+ D E B ○クラス別スキル 対魔力:B 詠唱が三節以下の魔術を無効化。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても傷つけるのは難しい。 ○保有スキル 愛の黒子:C 彼と対峙した女性は彼に強烈な恋愛感情を抱く。 対魔力で回避可能。同時にある程度の腕前を持つ魔術師ならば余裕で解除が可能。 心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 ○真名 その真名は、ケルト神話の英雄ディルムッド・オディナ。 フィオナ騎士団随一の戦士であり、“輝く貌(かお)”の異名を持つ英霊。 稀代の美丈夫ながらも軟派な面など欠片も持ち合わせない真面目な性格で、主人に仕え忠義を尽くす事こそを望む生粋の騎士。 同僚である仲間及び敵に対しての一人称は「オレ」だが、主人であるマスターやその近縁の人物、尊敬する人物には一人称を「私」と改め礼儀正しく敬語を用いる。 ○宝具 『破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)』 赤色の長い槍。魔を断つ赤槍(せきそう)。 槍の穂先が触れている間、相手の武器や防具にかかっている魔術効果を打ち消す。 ほぼ全ての魔術的防御を貫通可能なため、サーヴァントや魔術師との戦闘において攻撃面では非常に有用だが、 穂先が触れている間しか効果が無いので、防御には向かない。 詳しくは個別項目で。 『必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)』 黄色の短い槍。呪いの黄槍(おうそう)。 この槍で負った傷はディルムッドを倒すか槍を壊さない限り完治することはなく、それ以外の方法で解呪することは不可能。 詳しくは個別項目で。 他サーヴァントの宝具が必殺技めいた派手なものばかりの中、彼の宝具は地味ながらも白兵戦では非常に強力で、宝具頼りのサーヴァントには天敵となり得る。 劇中ではこの2本の槍と「乙女を惑わす右目の泣き黒子」の存在から、セイバーに真名を見抜かれている。 尚、本来ディルムッドにはもう2つの宝具が存在する。 それは、一刀必殺の魔剣『モラルタ』と、柄で魔猪に止めを刺した『ベガルタ』という2本の剣。 生前は状況によって槍と剣を使い分けて様々な敵と戦った彼はセイバークラスの適性も持ち合わせており、寧ろ剣を使った武勇伝の方が多いとか。 セイバーのクラスで召喚された場合は、二槍を失う代わりにこちらの双剣を宝具として使用する。 ケイネスも、本心ではランサークラスではなく最優のクラスであるセイバークラスでの召喚を狙っていたらしい。 ただし生前で最も多かったスタイルは「剣1本と槍1本をそれぞれ持つスタイル」で、このスタイルがディルムッドの全力と言えるのだが、 セイバークラスで召喚されれば剣の宝具しか持ってこれず、ランサーで召喚されれば槍の宝具しか持ってこれない。 つまりどうあがいても聖杯戦争のサーヴァントとして召喚される限り、全力のスタイルを再現することができない。 著者の虚淵氏もこの双剣の存在を知ってはいたが、「ランサーなのに剣を使うのはちょっと……」と敢えて使わせなかった。赤い弓兵?なんのことだ? 【生前】 上述したように、生前はフィオナ騎士団に属する戦士の一人だった。 が、ある日、主君である騎士団長フィン・マックールの婚約者グラニア姫にゲッシュ(*1)による逃避行を命じられ、 主への忠義と自身のゲッシュ、どちらを貫くべきか苦悩するが、最終的にはゲッシュによる誇りを守るためにグラニア姫と逃避行を行った。 グラニア姫との関係はゲッシュによって始まった言わば強制的な恋だったが、逃避行を続ける中で次第に彼女を本当に愛するようになっていったという。 当然、男としての面目を丸潰れにされた事に加え、信頼していた部下に裏切られたフィンは激怒。 怒りに身を任せ、部下たちをはじめとする様々な追っ手をディルムッドに差し向ける事になる。 しかし、フィオナ騎士団の面々の中には決して自分達とは戦おうとしないディルムッドに感銘を受けて密かに協力する者さえ現れる始末で、 その結果、空飛ぶ魔女は投槍で撃墜、雇われの兵士なんぞに遅れを取る訳もなく返り討ち、数多の怪物達もディルムッドを倒す事は叶わなかった。 最終的にフィンも殺害は不可能と諦め、離反から16年後、遂にディルムッドはフィンに許しを貰い騎士団に復帰。 グラニアとの仲も認められ、漸く安穏な日々を送れるようになる。 …のだが、フィンは心の底ではディルムッドへの怒りを収めてはいなかった。 ある日、フィンと共に狩りに赴いた際に魔の猪(ディルムッドの異父兄弟の成れの果て)に撥ねられた彼は、これを何とか撃退するも瀕死の傷を負う。 癒やしの水を作り出せるフィンにはディルムッドを助ける事が可能だったが、フィンが彼を助けようとすることはなく、 ディルムッドは「過去の遺恨から主に見殺しにされる」という悲劇によってその生涯を終えた。 このディルムッドに致命傷を与えた猪だが、当然ながら「たかが猪」と侮れるような生易しい存在ではなく、推定10mは軽く超える巨大な怪物である。(*2) 神話内の一部の猪は、ルーンを喰らう事で下手すれば竜種を上回る力を持つ程の個体が誕生するとされており、 この猪がルーンを食べたかは定かではないが、ディルムッドを相討ちにまで持ち込む辺り相当な強さを持っていたことだけは確かだろう。 尚、伝承の中には、 「フィンに悪意は無かったが何度も水運びに失敗し、結果的に見殺しにされる」パターンと、 「故意に見捨てられ、更に罵られながら死ぬ」パターンがある。 Fate世界では後者を採用しているようで、小説では謀殺と記され、漫画版ではニヤケながらわざと水をディルムッドの目の前で零しており、 アニメ版でもディルムッドに対して悪意を持った笑みを浮かべつつ罵る回想がある。 後述する『FGO』においても、とあるイベントにてフィンの「先にやられてしまえば水を零すも何もない」という発言が確認できる。 また伝承によれば、ディルムッドの妻グラニアは彼の死後フィンと再婚しているが、 フィンは只でさえディルムッドを見殺しにしたことで周囲から白眼視されている中での結婚だったため、形ばかりの祝福しか受けられなかったという。 グラニアが再婚した理由は、ディルムッドの領地を守りつつ子供たちを育てる事が困難だったためだと言われるが(当時の女性の立場を考えれば仕方ないとも言える)、 このグラニアの後日談にもいくつかのパターンが存在し、「ディルムッドの死にショックを受けてグラニアが自殺する」というものもある。 同じく後述する『FGO』での会話を見る限りでは、再婚した逸話を採用している可能性が高い。 こうして悲惨な最期を迎えたディルムッドだったが、自身の人生そのものには後悔は無いようで、破滅の原因となったグラニアに対しても未だ愛情を抱いており、 自らを謀殺したフィンに対しても「恨まれても仕方ない」と納得、憎しみは愚か敬意すら払っており、全ては星の巡りが悪かっただけとして受け入れている。 そのため彼自身は聖杯に託す願いを持たないが、「二度目の生があるならば、かつて果たせなかった主への忠節の道を貫く」ことだけを目的に聖杯戦争へ参加した。 ちなみにディルムッドは非常に多芸な人物であり、原典では投擲の他にも様々な特技を披露しているのだが、 そういった逸話は心眼のスキルで一纏めにされたか、それとも採用される程の事ではないと判断されたのか、もしくは知名度による再現度の影響からか、 あるいはFate世界のディルムッドの逸話としては採用されなかったか……いずれにしろ、関連するスキルが彼に付加されることはなかった。 (ただし某ランサー程ではないが、劇中ではちょくちょく槍を投擲している描写も存在する。) 【Zero劇中での活躍】 アニメ版では第三話にて初登場。 ケイネスによる変則契約により、令呪を持つケイネスとは別にソラウから魔力供給を受ける形で現界している。 初戦の相手となったセイバーとは、その後も気の合う好敵手として互いに正々堂々とした決着を望む関係となるが、 肝心のマスターであるケイネスとは信頼関係を築けず苦悩する事になる。 主の狭量さや、その婚約者であるソラウを無意識に魅了してしまうというトラブルが下地にあったとはいえ、 ディルムッドの「騎士としての忠節を受け止めてくれさえすれば誰がマスターだろうと構わない」という姿勢にも問題はあり、 滅私奉公を優先してケイネス個人への理解を怠っていた彼自身の責任も大きいと言えば大きい。 事実、ちゃんとケイネスと向き合い、その才能と経歴を褒め称えた上で忠誠を誓っていれば、ケイネスとて多少は態度を和らげたと明言されている。 また、聖杯戦争はマスターだけでなくサーヴァント側も聖杯にかける願いがあるからこそ召喚に応じて参加するものなので、 ディルムッドのような「聖杯戦争に呼ばれて何かをすること自体が目的で、願いそのものは無い」と言う英霊は珍しい。 ディルムッドは願いを問われた時に正直に「無い」と答えたがそれ以上の説明をしなかったため、 ケイネスに「願いを言わないのは隠していて後で裏切るためではないか」と言う疑念を抱かせる事になってしまった。 こちらも、しっかり歩み寄って相互理解をしていれば「願いを持っているはずと思っていること」はディルムッドも気づいたはずで、 そうなら生前の後悔の経緯を話し、仕えることそれ自体が目的である事を信じてもらう事もできただろう。 他にも自身の騎士道への拘りから、それに反するような命令に素直に従わなかった事も信頼関係を結べなかった要因の1つだと言える。 元々は上述の通り「忠節を貫くことさえできればいい」という考えで、バトルロワイヤルである聖杯戦争に騎士道などは求めていなかったはずなのだが、 (ケイネスにとっては)運の悪いことに騎士道の体現者と言っても過言ではない騎士王(セイバー)が参戦、更に序盤に対峙したことで、 彼女の立ち振る舞いを目の当たりにしたディルムッドの中の騎士道が呼び起こされてしまうこととなった。 倉庫街での初戦では最優のサーヴァントたるセイバーを相手に対等に切り結び、彼女の宝具を実質的に使用不能にするという戦果を挙げた。 これについては虚淵氏曰く「ランサー自身の個体能力はさほど高くはないが、それ故に格上の相手の裏を突く戦法が得意」とのことで、 実際に劇中でも2本の槍が共に宝具であることを上手く隠し、『破魔の紅薔薇』のみが脅威だと思わせたところで『必滅の黄薔薇』を命中させている。 それ以外にも ”双槍使い” という名のある英雄でもまず経験出来ない変則的な戦闘スタイルの相手にセイバーが慣れていなかった点や、 『破魔の紅薔薇』の性質がセイバーの防具や宝具と相性が良かった点などが、格上に当たる彼女に手傷を負わせるに至った要因であると考えられている。 (魔力によって編まれたセイバーの鎧を無視して攻撃できる上に、風王結界による刀身の隠蔽も打ち消すことが可能。) 尤も、虚淵氏は「あの状況は策を使い果たしたランサーに対し、セイバーは親指の負傷だけで凌いだことを評価すべき」と発言している。 曰く 虚淵「腕の腱を切られたけど、実はセイバーの方が有利だと思うんだよね。ランサー側はここまで、策を弄しておいて親指一本使えなくしただけだし。」 「だから印象としてランサー有利に見えてしまったのは、後になってしくじったなと思ったり。」 東出「ただ、策に上手く嵌ってる時点で……。」 虚淵「それでダメージが少ないというのがセイバーさんの幸運スキルなわけですよ。」 との事。 だがこれらの発言、よくよく考えてみるとおかしな点がある。 氏は「印象としてランサー有利に見えてしまった」と発言しているが、 セイバーとランサーの戦いを観戦していたライダーは「ランサー優勢である」という旨を劇中で明言しているので、 印象どころか他キャラのお墨付きでランサー有利になっているのでは?とファンからよくツッコミが入る。 この発言の矛盾についてはファンの間で幾つか仮説が存在し、 ①「両者の戦いだけならランサー有利だったが、聖杯戦争全体=複数陣営でのバトルロワイヤルまで視野を広げるとセイバー有利なのだろう」説。 結果として、セイバー側にはまだ余力と伏せ札があるにも拘らず、ランサーはほぼ手の内を晒してしまった状態であり、言い換えれば情報戦で優位に立っている。 そして、彼女の意志の外の存在(=ライダー)によってその状態のまま戦闘を中断できたという事実を指して「幸運」と言っているのだということ。 ②「そもそも周囲と実際に戦っている本人達とでは捉え方が異なる」説。 ランサー優位と考えていたのは、観戦していた第三者のイスカンダルと戦いのド素人であるソラウの2人だけであり、 ディルムッド → 『黄薔薇』による攻撃を防がれ、必殺の罠のつもりだった奇襲を左腕一本の代償で凌いだセイバーに畏敬を感じている(原作地の文)。 ケイネス → その後の令呪使用シーンやホテルでの言動から分かるように、セイバーを「強敵」と認識し、令呪によってバーサーカーとの強制共闘をさせてまで早めに脱落させようとするなど、セイバーをかなり警戒している。片手の握力を奪ったからといって、ソラウのようにセイバーをいつでも落とせる容易い相手とは考えていない。 結局のところ、読者や視聴者に「ランサー有利」という印象が残ってしまったのは、 ディルムッド・ケイネス両者の警戒や危機感は内心や地の文での描写止まりでやや印象が薄くなっているのに対し、 これ以降も終盤まで大きな存在感を放つライダーが、ハッキリとそれを口にしたことによる部分が大きいと思われる。 その後も、 アーチャーの離脱後、セイバーに襲い掛かるバーサーカーを「セイバーは自分の相手である」として妨害。上述の通り令呪によってバーサーカーへの加勢を命じられてしまうが、その時も「すまない」とセイバーに申し訳なく思う素振りを見せている。 キャスターに苦戦するセイバーを助けに現れ、「仰せつかっているのはキャスター討伐の命のみ」としてセイバーと共同戦線を張り、キャスターを撤退させる。 単身で切嗣を襲撃し返り討ちに遭ったケイネスをすんでのところで救出、この時(救出に向かうのを咎めなかった)セイバーに免じて切嗣を見逃す。 ケイネスの負傷によりソラウへのマスター交代を持ちかけられた際、「自分の主はケイネス唯一人」と最後まで抵抗する。 セイバー・ライダーと共闘し、キャスターが召喚した巨大海魔討伐に貢献。この時自ら『黄薔薇』をへし折り、セイバーにかかった呪いを解除している。 等々、多くのイケメンっぷりを見せてくれる。 果たして彼は主への忠義とセイバーとの決着、そのどちらに於いても騎士の誇りを貫くことができるのだろうか? 以下結末の為、ネタバレ注意。 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁ……! 貴様らは……そんなにも…… そんなにも勝ちたいか!?そうまでして聖杯が欲しいか!? この俺が……たったひとつ懐(いだ)いた祈りさえ、踏み躙(にじ)って…… 貴様らはッ、何一つ恥じることも無いのか!? 赦(ゆる)さん……断じて貴様らを赦さんッ! 名利(みょうり)に憑かれ、騎士の誇りを貶めた亡者ども……その夢を我が血で穢すがいい! 聖杯に呪いあれ!その願望に災いあれ! いつか地獄の釜に落ちながら、このディルムッドの怒りを思い出せ!! その最期は突然だった。 ディルムッドは結局ケイネスと信頼関係を築けないまま、切嗣によって人質となったソラウの救出を優先したケイネスに、令呪を以て自害を命じられる。 それはまさにセイバーとの激闘の真っ只中の出来事で、数刻前には「俺はお前と出逢えて良かった!」といい顔で言っていたにも拘らずこの仕打ちである。 唐突に自ら胸に突き立てた愛槍と、流れる自分の血。 それを呆然と眺めた後、『令呪で自害させられた』と思い至った彼は、生前と同じく主に殺されるという結末血の涙を流す。 絶望と憎しみで悪鬼の如き凶相を浮かべた彼は、この結末を仕向けた切嗣に対してだけでなく、直前まで信頼し合いながら刃を交えていたセイバーや、 主であるケイネスを含むその場にいた全員に憎悪を向け、世界全てを呪う憎悪の言葉を叫びながら消滅した。 原作小説では武内先生によってそれまでのイケメンぶりからはかけ離れた鬼気迫るランサーの最期の表情が挿絵で描かれており、 アニメでも作画班によって忠実に再現されたその形相と緑川氏の熱演によって、どちらも非常に大きなインパクトを残すシーンとなっている。 尚、このシーンのせいでこの作品からFateシリーズに入った読者やアニメ視聴者の中には、聖杯の汚染が彼の仕業によるものだと誤解した者が多数いたとか。 (聖杯の汚染そのものは第四次聖杯戦争開始前から既に進行している。詳しくはこちらを参照。) まあ彼が聖杯に向けた呪詛の大半は、結果的に自身を貶めた切嗣が肩代わりする格好となったが…。 第四次聖杯戦争に参戦したサーヴァントの中では、マスター共々屈指の悲惨な結末を迎えたサーヴァントだと言える。 上述のケイネス救出の際に切嗣を始末しておけば、少なくともこれよりはマシな最期が待っていたのだろうが、 彼にとって『騎士としてセイバーと決着をつける』ことは聖杯戦争における ”支え” のようなものにもなっていたため、この結末を回避するのはやはり難しいだろう。 『Fate/Zero 陣営別トークセッション』 「ここから先はぁ~、とりにいかせても~らうっ♡」 アニメ一期と二期の間に時間稼ぎとして放送された同コーナー第3回において、ランサーの声優を務める緑川氏の様々な話が聞ける。 曰くランサーへの印象は「凄く真面目」「馬鹿がつくほど真面目ですよね」「僕にそっくりです♡」とのこと。 また、この第3回の放送は緑川氏だけでなく、司会兼切嗣役の小山力也氏やケイネス役の山崎たくみ氏という、 大御所声優3人のはっちゃけっぷりが楽しめるカオスな回となっているため、一聴の価値アリ。 『お願い!アインツベルン相談室』 DVD特典映像である同コーナーにも登場。本編とは打って変わってノリノリなグリリバディルムッドの姿が見られる。 本編のウロブチックな展開によるトラウマの余り記憶喪失に陥っていた。 具体的に言うとマスターの傍らにいた女性と十六話のAパートから先がどうしても思い出せないらしい。思い出さない方がいいと思うよ 彼を気遣うゼっちゃんに言われるままに、自分はセイバーとの一騎打ちで華々しく散ったのだと思い込み、 「うおお、もう一度四話からやり直すぞ~!」 「いざとなれば格闘ゲームの方で妥協する」 「もう一度セイバーと刃を交え、清く正しい聖杯戦争から男女交際に発展して…」 等とネタ時空全開で好き勝手口にするが、師匠によって現実に引き戻され、やっぱり血の涙を流す。 ちなみに、殴られた際のリアクションが「ベガルタッ!?」だったり、彼の顛末を記録した映像を編集しているのは切嗣だったりする。???「この外道!」 さらにイケメン税こそが自身の罪だと突き付けられると、ケイネスを常時イケてない主呼ばわりしながら自分の不忠を恥じ、セルフ自害芸を披露する。 最終的には悔いを残したまま、潔く英霊の座に戻っていった。 『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』 PSVita版『Fate/stay night』にて収録された同ミニゲームにも登場。 時系列的には本編でケイネスの魔術工房が切嗣によって爆破された直後に位置するストーリーのようで、 チーム「時計塔の☆フィアンセさまっ♪」の一員として、ケイネス・ソラウと共に万能の温泉を求めて花札に興じる。 所謂ネタ時空のおまけモードなのだが、ここで特筆すべきは本編とは対照的なケイネスとの関係性である。 自身に恋慕するソラウへの気苦労が絶えないのは本編と同様だが、セイバーチームとの最終戦においてケイネスが覚醒。 ケイネス「ここまでの働き―――見事だった。ディルムッド・オディナ。次は私だ。全ての家臣を背に、戦列の最前に立ってこその貴人である。」 「よもや騎士道を捨てよ、などとは命じさせるな」 ランサー「主……」 「……それには及びません、我が主。必ずや勝利をもたらす、その誓いに勝るものなどありましょうか。」 「されど、その隣にこそ並び立つ無礼をお許しあれ!」 ケイネス「亡者ごときが。好きにしろ」 ランサー「まさに望外の喜び。セイバー、貴様は使える主君を誤ったな!」 セイバー「とっくに知っていますが何か!?」 と、理想的な主従っぷりを披露する。どうしてこうならなかった。 勝利後台詞では「我が悲願は…成就いたしました。いえ、この地に召喚された瞬間からそれは既に―――」と涙ながらに語っている。 また、『破魔の赤薔薇』『必滅の黄薔薇』の他にも『愛の黒子(ヤダマジイケメン)』という三種の宝具を使い分けて戦うことが可能なため、 純粋にチームとしても中々強力。 『Fate/unlimited codes』 プレイアブルキャラとして参戦しているが、ゲスト出演の要素が強く固有のストーリーは存在しない。 格ゲーキャラとしての評価は割と上々で、 長いリーチと、原作を忠実に再現した相手の魔力ゲージを減少させる『破魔の紅薔薇』とHPの上限値を削る『必滅の黄薔薇』を持つ。 ちなみに必殺技である『悲恋繚乱~グラニアに捧ぐ』は、色々な意味でネタにされる。 ケルト神話の大先輩・クー・フーリンと戦う際には、 「光の御子との手合わせとは……身に余る栄誉でありました。その勇姿、胸に刻みます」と敬意を示す。 クー・フーリンもディルムッドを評価し、彼を見殺しにしたフィンを「マックールの小僧も、これ程の男を私情で取りこぼすとはな」と批難した。 尚、もし彼らが戦った場合についての作者達からのコメントはこんな具合。 虚淵「彼はどちらかといえば悲恋の話がメインなので、戦闘能力はクー・フーリンに一歩劣る」 きのこ「マスターの魔力供給量はソラウの方が優秀なので、単純な火力勝負ならばディルムッドに軍配が上がる」 舞台が日本ならば互いにマイナーなので知名度補正は得られないが、 地元アイルランドの場合は両者共に補正によって能力が向上。より有名なクー・フーリンの方が強化され、マスター差をひっくり返してクー・フーリンが勝つとのこと。 想定されている勝負時の状況の詳細は不明だが、一応マスターの存在が前提になっている通り、 一説ではヘラクレスにも並び立つとされるクー・フーリンのフルスペック等は考慮せず、 互いに本編でのステータスに沿っての純粋な槍の勝負をした場合…とかそういう話なのだろうと思われる。 本来のスペック差を抜きにしても、ゲイ・ボルクの存在などクー・フーリン側が有利な要素は他にも挙げられるが、 そこに関してはそもそも切り札である宝具を(いくら燃費が良くても)ホイホイ使うことはクー・フーリンの性格的にも考え難いため、 「もし戦闘開始直後に宝具を発動したら」等のイフもあまり考察に値しないだろう。 通常の勝利時台詞では「死ぬ時は潔く死にたい」とも発言しており、 勿論それは彼の本心ではあるのだろうが、 ”潔く” とは程遠かった『Zero』での最期を存分に皮肉った台詞となっている。 また、セイバーに勝利すると「あの時の決着が付けられてよかった」という台詞が聞ける。 第四次聖杯戦争中という設定なのか、第五次聖杯戦争に何らかの形で呼ばれたという設定なのかは不明だが、ゲスト参戦である以上深く考えるだけ無駄かもしれない。 ちなみに本作では『愛の黒子』の効力が強いらしく、 彼の勝利時台詞から察するに、ライダーや凛ですら気持ちが揺らいでしまっている様子。ある程度の魔力があれば余裕で解除できるはずでは…? ただまあ単純に彼自身もいい男ではあるので、実は黒子関係なしにその辺りの要素が影響しているのかもしれない。 『Fate/Grand Order』 レアリティとしては、他のケルト勢の多くも該当している☆3のランサーの一人として実装。 「スカサハ体験クエスト」にてスカサハに召喚される形で初登場し、主人公を仮初のマスターと認め力を貸す。 ゲーム内のプロフィールによれば好きなものは友情で、猪が文字通り死ぬ程嫌い。 他にも苦手なものはあるようだが、直前で口にするのを思い留まっている。…大体察しはつくが。 今回も戦いに懸ける願いに変わりはなく、ただ忠実に主人公に仕える事を望む。 具体的には召喚して早々のマイルーム会話で「あなたに仕える事、望外の喜びです」と言ってしまうぐらいに。 しかし、絆レベル(好感度)が0段階でもこういうセリフを言う割には、肝心の絆レベルが特に上がりやすい訳でもないので、 「名のある英雄が会ったばかりの自分にここまで従順なのは確かに違和感」「裏があると疑うケイネスの気持ちが分かる気がした」という声も。 マイルームでの特殊会話はそれぞれセイバー、アレキサンダー、フィンを召喚していると発生。 セイバー → (何らかの形で切嗣の顛末を知るなどしてセイバーへの誤解は解けたのか)Zeroでの一件に思う所はないようで、共に戦えることを喜んでいる。 アレキサンダー → Zeroで相対した筋肉隆々の厳ついオッさん時代とのギャップに困惑。ちなみにイスカンダルはアレキサンダーの10年後の姿。 フィン → 純粋に再会を喜んでおり、共に戦えることを光栄だとしている。グラニアも現界してないか心配している。 フィンの方も、最盛期の青年の姿で召喚されたこともあってかディルムッドに対しては素直に再会と共闘を喜んでいる一方で、 グラニアを巡って最終的にディルムッドを死に追いやってしまったことについては ”過ち” として後悔している様子。 ただし、「とあるアサシン」を所持しているとディルムッドを指して「あんたの視線は分かりやすい」と口にする。 異なる自分の記憶とは言え、血涙を流し美貌を歪めてまで呪った男に対しては未だに何か感じるところがあるようだ。 今作では「人理の危機」という大義名分の下、快く力を尽くせることに加え、 Zeroの時のようなマスターとのいざこざもなく(スカサハ曰く「ディルムッドには屈託のない、裏表のない主がよい」とのことで、まさに主人公はこの上ない適役)、 さらには生前に因縁のあるフィンとも(一応は)わだかまりなく共闘できるとあって、カルデアのサーヴァントの中でもかなり生活をエンジョイしている模様。 ただしフィンについてはわだかまりを捨ててはいるものの、生前ネタを用いたブラックジョークで(主にイベント時空で)度々弄られるため心労は少なくない。 ◆性能 ゲームにおける宝具は彼の二槍を一纏めにした『破魔の紅薔薇・必滅の黄薔薇』。攻撃後に相手の強化解除 呪いを付与する効果を持つ。 魔境である☆3ランサーの中では基本能力で若干劣っており、自バフ(攻撃力UP)の手段を持たないのでメインアタッカーとしてはやや不向き。 そのため、低レアリティ帯では貴重な強化解除付き宝具を活かしたサポートアタッカーとしての運用が一般的である。 ただし宝具の強化解除タイミングは「攻撃前」ではなく「攻撃後」であることに注意が必要。(要は、回避or無敵状態の相手にダメージは入らない。) ◆本編での活躍 第五特異点にて、敵サーヴァントの一人として登場する。 メイヴに手先として使役されているものの、別に変質しているわけではなく性格はそのまま。 共に召喚されたフィンと肩を並べて戦えることを喜び、時折フィンの笑えないジョーク(悪気はなく只の悪い癖)に戸惑いながらも思う存分戦っている様子。 生来の女好きであるフィンがマシュマ…マシュに興味を持ってしまった時にも、本人は真剣なのだとフォローし、 もし負けたら考えてみてくれないかとマシュ達に頼んだりもしていた。 数度の戦いに敗北して後がなくなった状況でもフィンと共に堂々の果たし合いを楽しみ、完敗を喫した後は爽やかに消滅した。 「大戦」と名のつくだけあって凄惨な部分は中々の凄惨さだった五章ストーリーの中では、終始しがらみなく戦って潔く去って行ったこともあり、 一種の癒しや清涼剤のような役割を果たしていた…のかもしれない。 尚、この五章ストーリー配信に先駆けて公開されたCMにはセイバークラスと思しきディルムッド(通称:剣ディル)が登場しており、 これを見た多くのマスターが新クラスの彼の実装を心待ちにしていたが、なんと実装されないどころか本編にも全くセイバークラスの姿では登場しなかった。 元々この段階での実装の予定はなくCM映像の方が間違いだったのか、それとも実装する予定はあったものの何らかの原因で中止になったかは不明だが、 結果的には完全にCM詐欺のような形となってしまい、そこから2年以上経っても実装される気配は無かった…… が、Zeroコラボイベント復刻に際し漸く恒常☆4セイバーとして実装が決定。問題の五章CM放映からなんと894日も経過していた。 ◆ディルムッド・オディナ(セイバー) サーヴァント、セイバー。フィオナ騎士団ディルムッド・オディナ。騎士として貴方に仕えさせて戴きます。 クラス:セイバー 性別:男性 身長/体重:184cm・85kg 出典:ケルト神話、フィオナ騎士団 地域:アイルランド 属性:秩序・中庸 ILLUST:Azusa CV:緑川光 ○ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B+ B A D E A ランサー時と比べると、俊敏がダウンしている代わりに筋力と耐久が上がっている。 ○クラス別スキル 対魔力:A+ Aランク以下の魔術を無効化する。 現代の魔術師では、魔術で彼に傷をつけることは出来ない。 本来はBランクであるところ、宝具の効果によってA+ランクにまで引き上げられている。 騎乗:B 乗り物を乗りこなす能力。 「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。 ○保有スキル 魔力放出(跳躍):A 神々に育てられたディルムッドは超人的な跳躍力を獲得している。 セイバーとして現界した彼は、ランサー時よりも敏捷パラメーターが低下している代わりに本スキルを所有する。 魔力を放出することで爆発的に機動性を上昇させ、総合的な攻撃力を底上げする。 ゲーム内効果は自身に回避状態を付与+自身のQuickカード性能をアップ+自身の攻撃力をアップ フィオナ騎士の誉れ:B ディルムッドの類い希なる覚悟。筆頭騎士としての精神性が形となったもの。ゲーム内効果は自身のスター集中度をアップ+スターを獲得。 激情の細波:B+ ベガ・ルタ。 第二宝具がスキルとして形になったもの。 ゲーム内効果は自身の防御力をアップ+自身のNP獲得量をアップ。 愛の黒子:- この霊基では基本的に使用されない。制御が効いているとのこと。 こちらで現界が叶っていれば第四次聖杯戦争での主との関係も少しは良好だったかもしれない。 ○宝具 『憤怒の波濤(モラ・ルタ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:1人 ディルムッド・オディナが操る多くの武具の中で最も強力なものを挙げるとすれば、この恐るべき魔剣を措いて他にない。一撃必殺、初撃必勝。 抜き放たれた魔剣はディルムッドに確実な勝利を与え、敵対者に敗北と死をもたらす。 運命をも操るが如き魔剣モラ・ルタは、ケルトにおける海と異界の神マナナンによって授けられた。 マナナンこそは太陽神ルーに宝具フラガラック等を与えた神性であり、数多くの宝具を所有、提供する存在であった。 真名解放時には、セイバーのクラスでの現界によって顕れた人智を超えた超跳躍を利用した落下攻撃を遂行する。 この時、モラ・ルタは伝説に語られる『マナナン神の脚』にも似て、三本の刃となって敵を寸断する。 ゲーム内ではQuick属性単体宝具で、防御強化状態を解除し確率で即死を付与する。 『激情の細波(ベガ・ルタ)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 防御系宝具。 海神マナナンに授かった武具の一つ。短剣の形を取る。 ディルムッドはこの武器を主武器としてではなく、副武器として使用する。 防御宝具であり、自陣の防御力を引き上げるのと同時に、第一宝具であるモラ・ルタを扱うディルムッドの総合的な戦闘能力を底上げする。 <人物> ランサー時と同一人物なものの『騎士』としての性質が強くなり、強敵との戦いを楽しみ、求めている自分自身を憚らない。 また、自覚しているのかしていないのかは定かではないが自己肯定感がやや強い。 最優のクラスだけあって霊基性能はランサーの時より増しているが召喚難易度も上がっており、 どれほど優秀な魔術師であっても特定の条件が揃わなければ霊基として成立せず、雲散霧消する事も。 <性能> 項目前半で述べた通り、英霊ディルムッド・オディナはセイバーとランサーの2つのクラスに適性を持つことが明言されているが、 生前は片方に槍、もう片方に剣という特殊な戦闘スタイルであったために、どちらのクラスで召喚されたとしても完全とは言い難い。 さらに余談であるが残念な事に、両方のクラス能力を付与する事が出来るスキル『二重召喚』は、よりにもよって三騎士内では適応できない。流石の幸運E。 <ゲーム内での性能> クイック中心の自己完結型。 スキル、カードどちらもスターを稼ぎやすく自身でスターを稼いでクリティカルを狙い、回避と防御の二種類の防御バフを駆使して耐久も可能。 強いて言えば自力でクリティカル威力を上げる術を持たないので、その辺りを補えるサーヴァントとは相性が良い。 ◆イベントでの活躍 『チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016-』 「チョコは危険ですマスター!!」 エミヤと組んで登場。女難の相を持つ者同士意気投合した様子で、自身の経験に基づいて主人公にバレンタインの恐ろしさを説く。 ネタ時空とは言え、勝つ為なら手段を選ばないエミヤと騎士道を重んじるディルムッドとでは相性が悪いと予想するプレイヤーもいたため、 この意外なコンビには驚きの声が上がったとか。 戦闘後はカエサルをダイエットさせるべく連れ去るエミヤに、自分も混ぜて貰いたいと駆け寄るなどコミカルな面を見せた。「ディルムッド、おまえもかー!」 『Fate/Accel Zero Order』 Zeroコラボイベントにも当然登場。 ウェ…ロード・エルメロイⅡ世もとい、諸葛孔明の介入により、彼とケイネスの運命は本来の歴史から大きく変わっていくこととなる。 石兵八陣による妨害を受けたディルムッドは倉庫街ではセイバーと刃を交えることはなく、代わりに主人公たちと接触。 紆余曲折あって詐欺師策士孔明の説得により主人公たちと共闘関係を結ぶこととなり、ケイネス指示の下キャスターを討伐する。 その後、ケイネスはなんと孔明の出任せ策略によって聖杯戦争から離脱、急遽帰国することになり、 ディルムッドもこれに着いて行こうとするものの、これまた孔明に誘導されたケイネスに令呪によって居残りを命じられ、指揮権を主人公に移される。 そのまま成り行きで最後までセイバー共々主人公たちと共闘する運びとなり、覚醒した黒の聖杯と対峙した際は時間稼ぎとして奮戦。 最終決戦後、命がけの戦いに身を投じるもその恐怖を肌で感じて震える諸葛孔明Jr.に対しては、 「竦んで立ち止まらなかっただけでも賞賛に値します。勝利の誉れ、胸を張って受け止めて欲しい」と、英雄の先達として讃え、 主人公には「また会うこともあるだろう」と言い残し消滅した。 『Zero』本編よりも遥かに充実した結末を迎えられており、多くのマスターが彼がサーヴァントとしての役目を全うできた事に涙したとか。 ただしこのイベント内の出来事はあくまで一つの特異点の中での話、言わば幻のようなものであり、決して彼が『Zero』で迎えた結末が改変されたわけではない。 『夏だ!海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer カルデアサマーメモリー ~癒やしのホワイトビーチ~』 同じくランサーであるフィン、クー・フーリン、カルナらと共に登場。 テンション高めなフィンの相変わらず返し辛い冗談に気を揉みながらも、YARIO村の構想を練りつつ無人島での生活を送っていたが、 畑の見張り中に魔猪の襲撃によって致命傷を受けフィン共々消滅。黒髭に続くイベント内での犠牲者脱落者となった。 また、イベント序盤で黒髭が『Zero』における彼の最期のパロディを披露している。 黒髭「呪う!拙者、世界を呪いますぞぉぉぉー!うおおお、聖パイに呪いあれぇえええ!」 当の本人はこれをすぐ横で見ており、 ディルムッド「深く……妙な親近感を覚えてしまった……」 『魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~』 「く── く──来るなぁ! 大人のおんなぁ、来るなぁ!」 クエスト『翡翠紳士・血涙編』にて登場。開口一番これである。しかも血の涙を流しながら。 トラウマから来る大人の女性への恐怖が振り切れており、その反動からか少女崇拝が出来上がった残念な感じになっている。 クロとマシュに対して「大人の女にだけはお成りになられるな」と忠告した時には、 クロには流石に呆れられ、マシュには ”強めの治療” が必要だと確信されていた。 ちなみに主人公に用意されている選択肢は「自重せよランサー!」と「自愛せよランサー……」の2通り。 『薔薇の双槍』(幕間の物語) 宝具が本来の力を発揮できていない原因を探るべく向かった心象風景の中で、自身の内に眠る悔恨が象ったフィンと対峙。 理想の騎士を演じる為に目を背け続けてきたフィンへの怒りを指摘されてしまう。 戦いの果てに、その怒りを受け入れた上でこの場に置いていくことを宣言。心の何処かにあった悔恨に一先ずの決着をつけることに成功した。 また、クエスト冒頭では自身の「愛の黒子」の呪いについて気を遣わず生活できるカルデアの環境に喜んでいる姿が見られるほか、 彼の心にダイブする前の主人公の選択肢に「ディルムッさんのいいところを見てみたい」というものが用意されているなど、 少なからずマスターと打ち解けていることが分かる。ちなみに呼ばれた本人もまんざらではない様子。 【余談】 ①ランサー陣営が第四次聖杯戦争に勝利するには? 製作陣によると、ランサー陣営の第四次聖杯戦争における必勝法は『必滅の黄薔薇』によるヒット&アウェイであるとのこと。 要するに、治癒不可の一撃を与えてはすぐに撤退を繰り返し、ジワジワと相手陣営を消耗させていく…という戦術。 更に、相性上ディルムッドが有利を取れるバーサーカーを敢えて放置することで他のサーヴァントに手傷を負わせ、 その後改めてバーサーカーを倒すのが最も効率が良いとか。 ただしこの戦法を行うには、先ずディルムッドに「聖杯戦争は騎士の誉れとは程遠い汚れ仕事である」と認識させた上で、 その後も彼が騎士道に目覚めてしまわないよう、セイバーとの接触は極力避けさせる必要がある。 ……本人は騎士道に則った正々堂々の勝利を求めているのに対し、必勝法がそれからかけ離れているのはなんとも皮肉な話である。 尤も、「アサシン辺りにあっさり不覚を取ってしまう可能性もある」とも製作陣により明言されているため、 100%勝利できる「必勝法」というよりは、あくまで「勝ちパターンの1つ」だと考えるべきである。 ②フィン・マックールとディルムッド・オディナ ディルムッドの死にまつわる経緯から一部では小物・老害と誤解されがちなフィンだが、それはあくまで老年期に限った話。 ケルト神話『フェニアンサイクル(第二の時代)』はクー・フーリンと同格の大英雄フィンが主役の物語であり、ディルムッドは英雄譚の一登場人物という立ち位置である。 そして上述したように、物語の中で大英雄フィンの凋落の切っ掛けを作るキーパーソンこそがディルムッドであるため、 フィンについて語る上で彼の存在を欠かすことはできず、母国アイルランドでは相応に知名度があると思われる。 勿論、フィオナ騎士団は最高峰の精鋭集団であり、それを率いるフィンも、騎士団有数の戦士であるディルムッドも、相当高位の英霊であることに変わりはないが。 彼らの知名度を敢えて「ガンダム」で例えるならば、 クー・フーリンが主役アムロ・レイ、フィンはシリーズの顔シャア・アズナブル、 さしずめディルムッドはシャアの天敵ハマーン・カーンといったところだろうか。(フィンの天敵という意味の例示で、間柄については全く別。念のため) 追記・修正はマスターとの相互理解を果たしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。 -- 名無しさん (2017-07-30 23 02 30) せっかくだから別クラスも出てほしい -- 名無しさん (2017-12-13 20 57 47) ↑可能性があるとすればセイバーが有力か?モラルタとベガルタの二刀流で -- 名無しさん (2017-12-13 22 31 54) zero本編での結末があまりにも不憫に感じたのでFGOでは主力にしてあげています。 -- 名無しさん (2018-04-18 04 26 56) 5章CMでセイバークラスでの実装フラグは立ってるんだけど何時になっても回収されないという。残り6つのロストベルトで登場するのだろうか。 -- 名無しさん (2018-05-14 10 49 02) ↑2 不憫って言っても自業自得だけどな。こいつにはとても同情できんわ -- 名無しさん (2018-06-28 21 45 50) ↑ 落ち度がない訳じゃないけど、ソラウに惚れられたり、ケイネスが追い詰められたのもこいつのせいじゃないからなぁ。自業自得って言うほどではないと思う。仮にこいつに落ち度がなくても結局はBADENDだったろう -- 名無しさん (2018-06-28 21 57 56) 少なくともギルみたいに裏切られる心配はないしケイネスとは相性悪かっただけでサーヴァントとしては普通に当たりだと思う -- 名無しさん (2018-07-11 00 34 37) 花札では理想的と言ってもいい主従関係だったじゃないか -- 名無しさん (2018-08-04 07 48 36) セイバーならセイバーで槍は持ってこれないらしいし、絶対に全力を発揮出来ずシステム的にも不遇 -- 名無しさん (2018-08-31 10 57 16) やっと剣ディル実装か…(5章CMから894日)。まさかDWに忘れ去られてたとかないよな…? -- 名無しさん (2018-09-04 19 21 42) ディル「聖杯くん殿、剣も槍も使えてこその英雄ではないかね」聖杯くん「我儘だなぁディルくんは~。モラルタをそんなに使いたいんじゃしょうがないなぁ。じゃあ槍は没収ね」ちゃうねん、槍と剣揃ってディルやねん -- 名無しさん (2018-09-04 20 10 26) ついに実装か。FGO引退してたんだがちょっと戻ってみっかな… -- 名無しさん (2018-09-05 00 06 47) 騎乗の逸話があるならライダーになって剣も槍も使えるようになったりするんじゃないかと思うんだけどな… -- 名無しさん (2018-09-05 00 17 08) 仮に剣槍スタイル実装するとしても、どういう感じになるんだろう。原典だと投げ槍で仕留めるのが勝ちパターンなんだが、Fateディルだとそういうイメージ湧かんし。まあ、そもそもモラルタ・ベガルタの性能もよくわからんのだがw -- 名無しさん (2018-09-05 02 29 54) いっこうに剣ディル解説追加されない。 -- 名無しさん (2018-09-15 03 30 14) 新年イベでなかなかの活躍 -- 名無しさん (2019-01-07 09 25 31) 天然か!...いや確かに活躍はしてたんだけどね。エピローグもグッと来たし -- 名無しさん (2019-01-15 00 02 46) 可哀想な人だとは思うんだが、あんだけのことした奥さんを全く恨まず愛したってのが一番共感しづらい部分なんだよなあ。騎士道ってそういうもの? -- 名無しさん (2019-01-24 20 35 22) ↑単純に奥さんが可愛いかったからだろう。男なんてそういうもんだ -- 名無しさん (2019-04-01 18 29 00) あの奥さんを恨まずに言ったのなら、セイバーやケイネスも恨まずに逝けば良かったのにな 切嗣は恨んでも仕方ないけど -- 名無しさん (2019-04-01 23 53 56) ↑3 -- 名無しさん (2019-06-07 03 15 59) ↑4 逃避行していくうちにって感じだったはず。グラニアがディルムッドのために余りある行動力を見せたのにある意味感心したってのもある。騎士道どうこうはゲッシュかけられて尚、仲間に相談するほど悩んだり、とあるエピソードまでグラニアに手を出さずに逃げてたりとかなりの忠義者よ -- 名無しさん (2019-06-07 03 20 21) 4次のマスターの中では時臣と相性良さそう -- 名無しさん (2019-09-16 05 32 01) そういえばネタで、兄貴を自害させようとした言峰が過去時間枠で召喚されたコイツを自害させるというネタ動画があったよな(そしてそのBGMはクレしんのアレ。BGMって大事なんだなとも実感したな。悲壮感漂うシーンであのBGMを流されたらギャグでしかなくなる -- 名無しさん (2020-02-26 10 28 56) 1,2を争うレベルのカルデアエンジョイ勢、生前まで楽しいまである -- 名無しさん (2021-04-10 00 20 29) 生前ディルは魔術打ち消しながら即死攻撃して来るのもの凄いクソゲーだよね…… -- 名無しさん (2022-06-05 02 19 26) なんでか不憫枠として語られやすいけどキャスター討伐までの流れはともかく戦えなくなったケイネス放っといて決闘してるのはもう擁護のしようがないでしょと、無防備なキングをいつでも暗殺できるようにしてるようなもんだし、結局生前と同じく自分の欲望を優先した結果なのに騎士道だ忠誠だとか笑わせんなよって結末なんだよな -- 名無しさん (2023-04-17 16 18 37) えふご時空とかいうサーヴァント救済所 -- 名無しさん (2024-02-22 09 52 12) 名前 コメント